見出し画像

社員が自ら考える安全安心な環境

こんにちは。HR Growthチームの本庶由季です。私は現在、2024年に新設された組織開発・人材育成を活動領域とするGrowthチーム(※)で、「安全安心な環境」づくりに取り組んでいます。

これをお読みのみなさんは、安全安心のための取り組みと聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。もしかすると、コンプライアンスを代表例に「社員に法令やルールを遵守してもらう」ような、会社主導の取り組みの印象が強いかもしれません。

もちろん法令やルール遵守は、社員の行動の基盤となる非常に大切なものです。しかし、安全安心とは「自ら働く環境」に直接影響すること。それを考える機会だと捉えれば、急に自分事のように感じられ、わくわくする気持ちになりませんか。

フューチャーでは、安全安心な環境づくりのために、コンプライアンスのようにマイナスを減らすための取り組みはもちろん、自分たちで働く環境を改善するプラスを増やすための取り組みや文化もセットで根付いています。本記事では、「安全安心」に関するフューチャーのカルチャーや取り組みについて、「プラスを増やす」「マイナスを減らす」の二つ観点でご紹介します。

(※)Growthチームとは
組織開発・人材育成を中心に、社員の中長期キャリア形成を支えるチームとして2024年5月に発足しました。「プロフェッショナルのキャリアをアップデートし続けられる環境・土台を作る」をミッションに活動をしています。


1.プラスを増やす安全安心の取り組みとカルチャー

最初に「自分たちで安全安心な環境を作り上げよう」とするプラスを増やすためのフューチャーにおける考え方や取り組みをご紹介します。

フューチャーでは、規則や規定は必要最小限である一方で、会社として大切にしたい「理念」をしっかり持っているのが特長的です。フューチャーの社員として大切にしたい考え方を掲げたFUTURE WAYがあり、社員はこれを基にプロフェッショナルとして、日々求められる行動を自分で考えます。例えば、FUTURE WAYには「キラワレないで自己主張できる習慣を身につける。」という言葉があります。顧客にもチームメンバーにも、時に言うべきことを言わなければならないのがコンサルの仕事です。言いにくいことこそ「相手が指摘を受け取りやすい表現で伝えよう」というメッセージが込められています。「〇〇してはならない」というルールではなく、考え方や動き方を示すことで、社員各々が「どんな風に相手に伝えれば、自分の期待する成果が得られるだろうか」と考えるきっかけになり、安全安心な環境の醸成につながっています。

また、自分の職場は自分たちで良くしていこうという意識も高く、社内ではあちこちでチームビルディングのための活動が行なわれています。「強いチーム・最高の職場ディスカッション」という全社横断的な取り組みもあります。年に一度、全ての部門・プロジェクトが自チームについてディスカッションする機会を設けています。強いチーム・最高の職場にするために、既にできていることの確認や、できているところからさらに一歩進むために具体的にできるアクションをチームメンバーと自己開示をしながら話し合うのです。ここでは、リーダーもメンバーも立場は関係なく、率直な気持ちを話し合います。ディスカッションを実施してからの職場の変化について話し合う「振り返り会」も実施しており、継続的に自チームについて考える仕組みも整っています。

このようにフューチャーでは、安全安心は文化として根付き、自分事としてチームづくりについて考えている社員が多いと感じます。

2.マイナスを減らす安全安心(コンプライアンス)の取り組み

一方で、安全安心な環境づくりのためには、コンプライアンスのようにマイナスを減らすような取り組みもセットで必要です。コンプライアンスや法律・ルール遵守についても、より社員にその意義を理解したうえで行動してもらいたいと考え、私が取り組んだことを二つご紹介します。

一つ目は、Growthチームのイントラサイトを立ち上げ、コンプライアンスにおける考え方を発信しました。ここでは、法令やルール遵守はもちろんのこと、高い倫理観(職業倫理)がプロフェッショナルとして大切であることを紹介しました。倫理観(職業倫理)とは、自分を取り巻く全てのステークホルダーに「誠実であること」です。例えば、全体最適の提供、中立独立、守秘義務など、誠実に顧客に向き合う姿勢が挙げられます。具体的かつ細かいルールだけに捉われるのではなく、倫理観という考え方を紹介することで、社員が自分なりに「コンプライアンスってどう意識したらよいのだろう」と考えるきっかけづくりをしました。

法令遵守と倫理観はセットであることのイメージ図を作成しました。

また、ルールも社員の行動のベースとなる大切なものです。フューチャーではルールを無駄に乱立させず、本質的に必要と思われるものは議論のうえ、定めるようにしています。だからこそ、プロフェッショナルとして当たり前に知っておくべき法律、知識、社内ルールは、理解・実践まで落とし込んでもらいたいと思っています。そのために、社員自身で自らの理解度をチェック・振り返るためのテストや研修を実施しています。今までは、いつ・どのようなスケジュールでテストや研修を実施しているのか、不明瞭だったものをマップとしてまとめ、社員が自主的かつ計画的に研修受講できるようにしました。

コンプライアンス以外にもフューチャーのプロフェッショナルとして必要な研修群を ポータブルスキル研修と名付け、マップ化しました。

3.安全安心な環境で多くのチャレンジを!

フューチャーの安全安心の考え方や取り組みをご紹介しました。フューチャーでは、社員が自ら安全安心な環境を作るカルチャーがあり、自分の意識や行動で環境が変わっていくため、私自身とても働きやすいと感じています。全員が仕事に一生懸命だからこそ、時にお互いぶつかってしまいそうになることもあります。しかし、私の周りには気持ちや要望を伝えると、すぐに自らを振り返り改善のアクションをとってくれる仲間が沢山います。プロフェッショナルな仲間が周囲にいるからこそ、私もいつの間にか問題が解消したと感じることが多く、いつも前向きな気持ちで仕事ができています。本記事を読んだいただいたみなさん、安全安心な環境があるフューチャーでプロフェッショナルとして存分に力を発揮してみませんか?

安全安心な環境づくりのために、「プラスを増やす」「マイナスを減らす」両方の観点が必要なことはこちらの記事で解説しています。

「強いチーム・最高の職場ディスカッション」についてはこちらの記事で紹介しています!

Twitterでも情報発信しています!