従業員代表活動のススメ
こんにちは、2021年度フューチャーアーキテクト従業員代表の永井優斗です。今回はフューチャーの従業員代表活動や衛生委員会での取組みについて紹介します。この記事を通して多くの人に従業員代表の活動に興味を持ってもらい、若手の社員の中で立候補する人が増えると嬉しく思います。
まずは、従業員代表、衛生委員会とは何か、法律的な観点もふまえてご紹介いたします。
１．従業員代表の活動について
従業員代表は労働基準法に基づき労働組合がない会社において、その名のとおり従業員の代表として、労使協定など（36協定など）の締結を行います。フューチャーは労働組合がないので、従業員代表を毎年選出しています。管理職ではないランクの社員から立候補を募り、選挙もしくは社員の過半数の信任投票を経て選出します。
続いて衛生委員会です。衛生委員会とは、労働安全衛生法に基づき一定の規模に該当する会社は衛生委員会を設置することになっています。衛生委員会は産業医、従業員代表と従業員代表補佐、衛生管理者が参加することとなっていて、フューチャーでは人事責任者の稲垣さんを議長とし、産業医、ウェルネスサポートチーム（WST）の皆さんにご参加いただき、フューチャーのより良い健康経営に向けて議論をしています。
本来の従業員代表、衛生委員会の業務は上記のとおりなのですが、フューチャーではこれらの定例業務とは別に企画型の要素を取り入れ、全社員を対象に社員の健康に関する知識の向上や興味・関心の底上げを目指し、健康情報の提供や参加型の健康イベントを開催しています。ちょうど2020年度の従業員代表・衛生委員会が始まった時期とコロナ禍でリモートワークが本格化してきた時期が重なり、従業員代表として社員に対して何ができるかを考え、試行錯誤しながらこれらのイベントに取り組んでいきました。
２．なぜ従業員代表になろうと思ったか
次に、私がなぜ従業員代表になろうと思ったかについてお話しします。
2020年度の従業員代表、衛生委員会が健康イベント企画を打ち出していました。イベント好きなキャラクターが伝わったのか、私にもお声がけがあり、この年は従業員代表補佐として参加し活動しました。2020年度に行ったフューチャーらしい良い活動を今後も継続したいと思い、翌年度の従業員代表改選で代表職に立候補し、21年度従業員代表となりました。
３．社員の健康意識を高めて健康を促進するための企画「健康講話」
2021年度は健康を広く捉えて、心身の健康、社内の情報共有を進めるイベントを企画しました。今回はその心身の健康について社員により関心を持ってもらうことを目的として実施した「健康講話」について紹介します。
社内の情報共有をすすめるイベント「Future Information HUB」については、2021年度のフューチャー従業員代表補佐の久保さんの記事をご覧ください。
心身の健康は日々の活動の基礎になります。フューチャーが大切にしている考え方であるFuture Way(*1)にも「ビジネスは楽しくやる。（Enjoy Business）」とありますが、どんなに面白い仕事であったとしても、心身が不健康な状態では一切楽しめません。そのため社員全体に健康に対する意識を高め、より健康な状態で日々過ごしてほしいと考えています。
(*1) FutureWayは、Futureの誕生から今日までの成長の基となったFutureの遺伝子・思考形態・行動様式・知恵の総称。
2021年度では、「健康講話」と題して社会人が抱えがちな課題を取り上げ、専門家による講話を実施し、心身の健康の振り返りにつなげてもらおうと考えました。今年はフューチャーグループの産業医である商医師、産業保健師の島田保健師にお願いして、以下のような表題で健康講話を行いました。
◆2021年度の健康講話
6月 『ストレスチェックの見方と精神疾患の予防』（商医師）
11月 『保健師が教える体調が整う食生活』（島田保健師）
12月 『産業医による、睡眠のお悩み解決セミナー』（商医師）
お二人の専門的知見を共有いただくとともに、社員の中には産業医、産業保健師と一切関わったことがない人も少なくないので、お二人を知ってもらおうという意図もありました。フューチャーでは産業医・産業保健師による健康相談もあるのですが、いざ相談すべき時に顔と名前を知っていることでより相談しやすくなるのではないかとも考えました。
また、健康講話では専門的な知見からはもちろん、産業医・産業保健師面談を通じて把握されているフューチャー社員の傾向もお話しいただくことで、健康問題がより身近なこととして感じられたのではないかと思います。
実施後のアンケートでは、健康講話に参加した社員から、以下のような好評をいただきました。
「分かりやすかった」
「食生活を見直すきっかけになる」
「産業医の方に直接詳しい専門的な話も含めて聞くことができたので良い機会だった」
また、健康講和の動画や資料は社内のイントラや社内の動画共有サイトにアップし、いつでも見直せるようにしています。フューチャーの産業カウンセラーからは、今回の動画を社内の研修や社員へのカウンセリングの中でも紹介したいと言っていただきました。社員の健康にも役立つ内容にできたことをうれしく思います。
４．従業員代表に興味がある方へ
最後に、今後、従業員代表に立候補してみようかなと、興味を持っている方へのメッセージをご紹介します。
2020年度から2年間活動しましたが、「どうやったらFuture社員の健康に貢献できるか」という普段の業務では経験できない全社的なミッションにかかわることができ、とてもやりがいがありました。2022年も新たな従業員代表たちがさまざまな視点で健康や社員のウェルネスを考えるイベントを企画してくれて参加者としてとても興味深かったです。
健康や会社の健康経営に興味がある方、全社的なミッションにチャレンジしてみたい方は、毎年チャンスがありますのでぜひ今後の従業員代表にチャレンジしてみてください！
フューチャーには、従業員代表活動だけでなく、BPY・YEP、 フューチャーファミリーデーといったイベントもあり、手を挙げれば様々な活動のチャンスがあります。 これからフューチャーで働く皆様にも、フューチャーって難題で面白いプロジェクトに取り組んでいるだけでなく、社内でもワクワクするような活動があるんだなと知っていただけたら嬉しいです！
