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フューチャーファミリーデー(FFD) ~始まりのきっかけと開催への思い~

こんにちは、CFSの石川千尋です。私が所属しているCFS(コーポレートファミリーサービスグループ)は、簡単に言うと、「社員が働きやすい環境作り」をメイン業務としているチームです。ライフスタイルサポート・ワークスタイルサポート・ヘルスケア・イベント企画など、多方面から社員をサポートしています。以前、この未来報でも紹介した社内運動会や社内プレゼン大会「Best Project of the Year(BPY)」などの運営もCFSで行っています。

今回は、毎年夏に開催している「フューチャーファミリーデー」についてご紹介していきたいと思います。

1、そもそも「フューチャーファミリーデー(FFD)」とは?

「フューチャーファミリーデー」は、2015年から毎年夏に開催している社員とその家族向けの社内イベントです。開催の目的は4つあります。

・お子さんたちに、お父さんお母さんの職場を見てもらい、仕事や会社に興味を持ってもらう
・職場の仲間や上司にお子さんを紹介し、家族サービスへの理解を深めてもらう
・お子さんがITに興味を持つきっかけを提供する
・お子さんを中心に、家族と会社が一緒に楽しむ

2020年は、初の試みとして、全イベントをオンラインで開催しました!その様子については、後ほどご紹介します。

2、フューチャーファミリーデーの誕生

私は、2019年10月に入社したので今回からファミリーデー企画にかかわりました。この未来報を書くにあたり、ファミリーデーを立ち上げた喜多井さんにお話を伺いました。社員のご家族やお子さんたちに会社や仕事に興味をもってもらうためのイベントだと思っていましたが、実は…?

喜多井さんの写真

喜多井優子(きたいゆうこ):社内のセキュリティ部門リーダー。業務の傍ら、ファミリーデーを立ち上げ、企画や運営にも携わる。プライベートでは2児の母であり、ファミリーデーにも毎年一緒に参加している。

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石川:毎年開催しているファミリーデーは、喜多井さんが企画を立ち上げたんですよね?そもそもは、何がきっかけで始めようと思ったのですか?

喜多井:私自身、育休から復帰し仕事と家庭を両立する中で、自分と同じように子育てしながら仕事をしている人たち向けに何かしたいと思っていました。

そこで、フューチャーにいる子育て中の女性社員たちと意見交換をしたところ、会社に対する不満や要望はほとんど出ませんでした!子育てに対して周囲の理解があり、融通も利きやすい。働いた時間ではなく成果で評価してもらえる、という意見が多かったです。

一方、フューチャーには子育て中の男性社員もたくさんいたはずですが、積極的に育児に関われている人は少なそうだと思いました。感覚ですけどね。

小さな子供は夕食もお風呂も就寝も早いので、働くお母さんの負荷を減らすなら、20時や21時に帰るのでは遅いのです。むしろ「パパが帰ってきた!」と子供が興奮して寝付かなくなるので、お母さんからしたら「かえって迷惑!だったらいっそ夜中に静かに帰ってきてほしい」という意見もあるほど(笑)。当時、夕方に保育園のお迎えができる男性社員は少なかったと思いますが、早く帰るならそれくらいの時間に帰ってほしいわけです。

ですが、子供を持つ男性社員に早い帰宅を呼び掛けたとしても、本人にその気がなかったり(汗)、帰りたくても帰りづらい人もいるかもしれない。一方周囲も、同僚や部下の家庭の状況を知らなければ、早く帰してあげようなんてなかなか思えません。

ならば、子供を会社に連れてきてもらって、「手のかかる小さな子が家にいるのだから、早く帰らせてあげないと!」と周囲に感じてもらえたら、男性社員も早く帰って育児を手伝うことができて、最終的にはお母さん側の負担も減らせる方向につながるかなー、と考えたことがきっかけです。

石川:ファミリーデーは子供たちに会社や仕事について知ってもらうイベントだと思っていましたが、始まったきっかけは、会社や一緒に働く社員に子育て中のパパママの存在を知らせるため、だったのですね。それは意外でした!

喜多井:はい。子供のためではなく、育児を頑張る女性のために何かしたかったのです。

子供を会社に招待したいと周囲に話してみると、乗り気な意見ばかりでした。せっかくなので毎年恒例にして、子供の成長を会社全体で見守る感じにしようと思い、金丸さんにも直接提案すると、快諾いただけて会社公認のイベントとして始まることに。私なりに、働く親目線で色々考えてこの企画にたどり着いたものの、最終的には「フューチャー社員のお子さん(とその親)が楽しめるイベント」という要素が主軸になりました。

お金をかけた派手なものではなく、有志が業務の傍らでできる範囲で、毎回少しずつ改良しながらやっています。親子揃って皆さんとても楽しんでくれて、「来年もやってほしい!」という意見をたくさんいただいています。毎回バタバタですが、文化祭のようで楽しいですよ。

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始まったきっかけが「子育て中の社員の状況を知ってもらうため」というのは驚きでした。でもそれって、実はすごく大事なことなんですよね。状況がわかれば、周りも会社も手を差し伸べられる。周りの社員がそういった行動をするきっかけになると感じました。ファミリーデーが続くことで、お互いの子供の成長を感じたり、子育て社員の繋がりやコミュニティができるのは、会社としてとても魅力的なイベントだと思いました。

3、ファミリーデーの軌跡

2015年から始まったファミリーデー、最初の参加家族数は30家族・お子さん50名くらいでしたが、開催5周年を迎えた2019年は、64家族・お子さん100名近くが参加してくれるビッグイベントになりました。

毎年好評なのが、オフィスを探検しながらまわる「スタンプラリー」、フューチャーならではの「お子さん向けプログラミング教室」、そしてみんなでの「ランチ懇親会」。毎年、様々なプロジェクトや有志の社員が協力をしてくれて、開催してきました。お父さん・お母さんのお仕事内容を紹介する「フューチャーおしごと図鑑」も社員みんなで原稿を作って冊子にし、お土産としてプレゼントしました。お子さんの自由研究の題材としても好評です!

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ランチ懇親会の様子(2019年)

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プログラミング教室の様子(2019年)

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「パパ・ママおしごと図鑑」

4、2020年はオンライン開催に

例年は、社員のご家族をオフィスに招待し開催するのですが、今回2020年のファミリーデーはそれが難しい…。

でも中止とはせずに、新しい試みとして、すべてオンラインで開催しました。短時間のイベントを複数回行うことで多くの方が参加できるように企画し、8月から9月までの2か月間で、下記の計6種類を開催しました。

2020開催イベント一覧v4

●イベントの1つを紹介 ~社員による手話教室~
今回は開催したイベントの1つ、「手話の世界にふれてみよう!」を、ご紹介したいと思います。

このコンテンツは、普段使う機会があまりない手話にふれてもらうと共に、フューチャーでは、様々なバックグラウンドを持った社員が一緒に協力しながら働いていることを知ってもらいたいという目的で開催しました。

講師は有志の社員が担当しました。その方は、普段から手話を使用しており、プライベートでも手話を教えています。今回のイベントを依頼したところ、快く受けてくれて、このイベントが実現しました。

当日は、子供たちに「好きな果物」「好きな動物」をテーマに、普段目にしているものを手話でどうやって表現するのか、学んでもらいました。参加してくれたお子さん達は、最初は慣れない様子で少し緊張気味でしたが、いざ始まるととても楽しそうに参加していました。

社員への質問コーナーでは、子供たちから「会社でどんな仕事をしているの?」「趣味は何ですか?」など様々な質問があり、講師役の社員がそれに手話で答えると、子供たちはとても興味深くその様子を見ていました。イベントの最後には、「もっとやってほしい!」との嬉しい感想もあったので、またぜひ開催できたらと思っています。

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手話イベントの運営メンバーと

5、オンラインでの試行錯誤「飽きさせない」

「オンラインでどんなことができるんだろう?」

親子で参加できて楽しめる内容をいろいろ考え、グループ会社や、有志の社員にも協力いただいた結果、今回の6イベントを開催することができました。

一番気を使ったのは、お子さん達がリモートに飽きないか、ということ。イベントは長いものだと1時間ほどPCの前で画面を見ていることになります。一人ひとりに話しかけたり、体を動かす内容を盛り込んだりと、どうお子さん達に飽きずに楽しんでもらえるかを常に考えていました。

オフィスで行うものに比べて、自由に動けないもどかしさや不便さがあったと思いますが、参加してくれたお子さん達が最後にはみんな笑顔で楽しんでくれていたので、私含め運営メンバーも楽しみながら開催することができました。

プログラミング イベント中の様子

「ダンスで学ぼう!はじめてのプログラミング」イベント中の様子

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「ダンスで学ぼう!はじめてのプログラミング」の運営メンバーと

6、おわりに フューチャーで働く皆さんへ

ファミリーデーは、もともとは1人の社員の想いから始まったものでした。

今回、この未来報を読んでいただき、ファミリーデーがただの家族向けイベントなのではなく、「子供の成長を会社全体で見守ろう」「声をあげていくことで会社や周りの社員は一緒になって応援してくれる」そんなメッセージがあるのだと皆さんが感じてくれたら、とても嬉しく思います。

また、これからフューチャーで働く皆さんには、仲間と相談・協力し合えば、1人の社員の想いも実現できる環境がフューチャーにはあることを知ってもらえたらと思います。

「子供たちの成長を見守る」ためにも、毎年開催することに意義があると思いますので、今後も楽しいイベントができたらと思っています。次回は、ぜひオフィススタンプラリーも復活させ、もっと多くの方にご参加いただきたいです。

引き続き皆さんのご協力よろしくお願いします!


記事を書いた人(石川さん)


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