自分たちの仲間は自分たちで増やす!フューチャー流リファラル採用術
こんにちは。フューチャーでキャリア採用を担当している市川 聖生(いちかわ みお)です。
私はリファラル採用(社員紹介)を増やすべく、リーダーとして施策を推進しています。リファラル採用に携わるようになったことで、「能動的に楽しく、自分たちの仲間は自分たちで増やしていこう!」という想いが強くなりました。これは仲間を大切にするフューチャーだからこそできることだと思っています。今回は、リファラル採用の推進活動を通して感じた、フューチャーの魅力を伝えていきます。
社員紹介制度「りんぷろ」の歴史
フューチャーでは社員紹介制度を「Linkプロジェクト」、略して「りんぷろ」と命名して施策を推進しています。社員から縁をつないで自分たちの仲間を自分たちで増やそう!という素敵な取り組みです。フューチャーが大切にしている考え方Future Way(*1)の1つに「ビジネスは楽しくやる。(Enjoy Business)」というのがあり、りんぷろ活動においても楽しく仲間を増やす施策を検討しています。
2020年に始動して今年で5年目を迎えましたが、これまでもたくさんの方とりんぷろを通してお会いすることができました。これまで取り組んできた紹介数を増やす施策を一部ご紹介します。
①Meetup for FUTURE
Meetup for FUTUREと題し、「ワンランク上のコンサルタント、エンジニアを目指す人向けの交流イベント」をこれまで計17回開催してきました。仕事やキャリアについて語り合う会をテーマに、たくさんの方と懇親していただけるようお店選びや当日の内容を工夫しています。会社から一方的に発信をする採用セミナーではなく、フューチャー社員のリアルな話を直接聞くことで、より具体的な業務・キャリアイメージを持つことができる場となっていると実感しています。実際にMeetupへの参加がきっかけで選考に進んでいただいた方も多くおり、フューチャーの社員の魅力がしっかりと伝わっていると感じて、うれしく思います。
②りんぷろ通信の発信
2023年から毎月1件以上のりんぷろ通信という全社メールを発信して、とにかく社員の目に「りんぷろ」が触れるためのアクションを徹底しています。というのも、りんぷろを進める中で、一番苦労しているのが、全社に向け周知し、協力してもらう社員を増やすことです。細かいマニュアルを掲載したり工夫はしていますが、「りんぷろとは?」と問い合わせがくることもしばしば(苦笑)。そこで、実際の取り組みやトピックを共有し、身近でわかりやすいりんぷろを目指して発信を続けています。
③りんぷろカジュアル面談、キャリア相談会の実施
りんぷろでは、選考に進む前にカジュアル面談への参加をおすすめしています。カジュアル面談を通して、会社の魅力や今後の方針などをアピールし、まずはフューチャーファンになってもらいたいと考えています。また、実際に働く社員から業務内容やキャリアビジョンを直接伝えることができるので、社内の雰囲気も伝わりやすく、ミスマッチを防ぐことに役立っています。さらに昨年から「カジュアル面談よりもさらにライトに、人事担当者にキャリア相談をする会」をテーマに、キャリア相談会を開始しました。現職での業務内容の悩み事や、中長期のキャリアに対する漠然とした不安、転職活動全体についてなど相談内容は様々ですが、参加いただいた方からはポジティブな感想をもらうことができ、会を継続しています。
2023年からりんぷろ部門別施策を始動
様々と工夫を凝らしながら施策を進めたことで、紹介数はありがたいことに毎年過去最高数を更新することができています。一方で、キャリア採用の市場は採用する側にとって年々厳しくなるばかりで、市場価値の高いエンジニアやコンサルタントは母集団形成に苦戦する日々…。その状況を打破するため、①マッチング率が高い、②定着率が高い、③転職市場での獲得競争を避けることができるりんぷろ経由での採用を強化していく方針となりました。
りんぷろでの採用を強化すると言っても、一人でやれることには限界があったので、コンサルタントを巻き込んだ「りんぷろ部門別施策」を始動。採用数の最も多い金融サービス事業部、流通サービス事業部、物流サービス事業部、Technology Innovation Groupの4部門からそれぞれりんぷろ担当を選出し、各部門ごとに申請数や採用数を増やすための施策を一緒に推進してもらうことにしました。
意気込んで始動!しましたが、まず第一歩のりんぷろ担当を選出してもらうところで、施策の意図や目的を伝えることにかなり苦労をしました。選出してもらった後は各部門毎に週次で定例を実施していきましたが、普段採用活動に関わっていないコンサルタントに「採用とは…」「りんぷろとは…」をわかりやすく説明することがとても難しく、施策全体のマネジメントにおいても力不足を痛感する日々でした。コンサルタントに時間を費やしてもらっていることに対してのプレッシャーもあり、個人的にはかなり苦しかった1年ですが、振り返ってみると、各部門のりんぷろ担当の協力もあり、大きな成果を出すことができました。実際に取り組んで効果のあった施策をいくつかご紹介します。
金融サービス事業部
イベントや食事会でも利用できる会社紹介パンフレットを作成し、外部公開。また、りんぷろ文化を定着させるための座談会を実施し、マニュアルのブラッシュアップなどに役立てました。
流通サービス事業部
過去の採用事例を分析し、どういう人を紹介したらいいかの目安になる資料を作成。「Let’s りんぷろ」と題し、メモリーパレス(*2)を用いたワークショップを開催し、周知活動と申請数増加につながりました。
物流サービス事業部
紹介する社員の不安を払拭するため、「申請後のフォロー体制をフロー図化した資料」と「お悩み解決リーフレット」を作成し社内展開。年4回の事業部全体会での告知活動を徹底しました。
Technology Innovation Group
社員のスキルや強みを一覧化し、フューチャーでのキャリアイメージを明確にするためのツールとしてFUTURE CAREER SHEETを作成。また、テックイベントでは会社紹介パンフレットを配布し、紹介の間口を広げる活動も行いました。
2023年はりんぷろ部門別施策の初年度としてツール類の整備や周知活動をしてもらい、紹介数、選考エントリー数ともに過去最高数を達成することができました。
2024年は周知活動の継続に加え、イベント等の外部向け施策による紹介数増加に向けて、施策を推進しています。
一緒に働く仲間を増やし、大切にするカルチャー
前述の通り、現場コンサルタントを巻き込んで推進していくことは、私にとってはかなり大変な修行でした。しかし、申請数という数字の成果以外にも得ることができた成果があり、2024年も施策を継続しています。
その成果というのは、採用を自分事としてとらえてもらうことができたことです。一人ひとりが仲間を増やすためにどうするべきか考え、現場コンサルタントも人事も垣根なく同じ目標に向かって推進することができました。元々自分たちの仲間は自分たちで増やそうという想いがあり、仲間を大切にする文化が根付いている会社ですが、りんぷろ活動を通してよりその意識が強まったと思います。
フューチャーは、人事だけではなく現場コンサルタントが採用や人材育成に深く関わります。だからこそ、仲間に対する想いが強く、プロフェッショナルが活躍しやすい環境づくりに全社を挙げて取り組んでいる、良い循環が生まれているのだと思いました。
この記事を読んで、私がりんぷろを推進する中で感じた仲間を大切にするフューチャーの魅力が伝わっていたらうれしいです。