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キャリアに悩んだ私が行き着いたフューチャーらしいビジネスコンサルタントの道

はじめまして、ビジネスコンサルティンググループの岡村 伸也です。2001年4月にフューチャーへ転職してから約20年の間、私は物流、小売等の業界において主に大規模プロジェクトのシステム構築案件を経験し、2021年からは顧客の内側に入って伴走支援する仕事に携わってきました。中立的な立場で最適なシステム構築し、顧客に貢献したい。そんな想いでキャリアを積んできた私が紆余曲折を経て行きついたビジネスコンサルティンググループの顧客支援の形をお伝えします。


1.転職のきっかけと実際に入ってみた感想

フューチャー転職前は、新卒で入社した独立系SI企業に勤めていました。前職ではでき上がったシステムの保守に従事しており、新規に開発することが少ない環境でした。そのため、自身の手で新しいシステムを構築したいと強く思い、転職先を探しました。その中で、中立性をもって一気通貫でシステム構築するフューチャーに憧れ、入社しました。

実際入社してみると、スピード感やレベルの高さに戸惑い、ついていくのにとにかく必死。具体的には、前職では保守案件がメインのため、顧客との信頼関係がすでにあり、決まったやり方で十分な環境でした。一方で、フューチャーでは新しい案件が多く、その都度、最適なやり方を試行錯誤します。また仮に短期間であった場合も顧客に対しての品質の妥協がないため、毎日のように思考を巡らすことが多くなっていったのです。

考えることが多くなり、大変だと感じることもありましたが、自身がやりたいシステムを構築し、手がけたシステムを通じて顧客へ貢献できることをモチベーションに乗り越えることができました。その後も、周囲のサポートもあって数々のプロジェクトを経験しました。また役割もメンバからチームリーダーとなり、担当するフェーズも設計・開発だけではなく、テスト推進や移行も手掛けるようになり、業務の幅も少しづつ広がっていきました。

2.キャリアの転機

転職後、環境に慣れるにつれて順調にステップアップしていきました。

ですが、構築プロジェクトでリーダーを務めていた2020年頃、大きな壁にぶつかり、今後のキャリアに悩むことになりました。システム構築フェーズのリーダーはプロジェクトのQCD(品質・コスト・納期)の見極め、社内外含めて多方面に関わりながら、全体コントロールすることが求められます。リーダーとしてプロジェクトを成功に導かねばと思いながらも、思ったようにリーディングができない。そんな壁に苦しんだことをきっかけに、過去のプロジェクト特性や自身の役割、それに付随する自身のモチベーション等を改めて考えていきました。

悩む自分に対して、所属プロジェクト以外のプロジェクトリーダー陣、さらには当時の社長やグループ会社の社長までキャリアの相談に付き合ってくれました。この規模の会社で社員のキャリア相談のために、役員レベルが動いてくれる会社はなかなかないと思います。当時は面談中に胸がとても熱くなりました。社長、グループ長をはじめ、忙しい合間を縫って相談にのってくれた方達には今でもとても感謝しています。

相談する中で感じたのは、自分は目の前のお客様と向き合うのが好きだということ。そこを糸口にアサインが決まったのが顧客側の体制に入り込み内側からお客様と一体になって業務支援をするプロジェクトでした。これまでは顧客から依頼されて共に進めるというスタンスでしたが、今回のプロジェクトでは始めから顧客の一員という立場であるため、より一層お客様と同じ目線で思考する必要がありました。当初は目線の違いや立ち回りに戸惑いましたが、どのような立ち位置でもプロジェクトを成功させるために大事にすべきことは変わりません。品質に妥協せず、最適なやり方を試行錯誤しながら完遂することに尽きます。これまでのプロジェクトで経験したことを活かして新しいプロジェクトでスムーズに立ち上がることができました。

3.新たなプロジェクトで気づいたフューチャーの2つの強み

このプロジェクトを通して、改めてフューチャーの2つの強みに気づきました。

①真の「中立的な支援」ができるということ

顧客を内側から支援する中で、中立的な立場で最適なシステム構築をすることだけがフューチャーの価値貢献ではないと感じるようになりました。きちんと構築ができるフューチャーが顧客の内側から顧客の成長を支援する、それこそ真の中立的な支援であり、フューチャーだからできることだと思いました。

②ノウハウや経験を活かして踏み込んだ提案ができるということ

プロジェクトを成功させても、顧客にとってノウハウや経験が何も残らない支援は、再現性がなく真の顧客支援にはなりません。フューチャーには今まで培ってきたマネジメントや開発経験があるので、ただ第三者的に指摘するのではなく、具体的にどうすればよいかまで踏み込んだコンサルティングが可能です。例えば、フューチャーで行ってきた事例を提案して、ユーザー、ベンダーと前向きな議論に発展させたり、指摘を顧客ができると思える作業レベルまで落とし込むことで実行に移してもらうこともできます。

このプロジェクトを経験したことで、自分のやりたいことは多方面に目を向けるよりも、目の前の顧客に注力する伴走支援だと気づくことができ、新たなキャリアの道が開けました。

今後も顧客と二人三脚で伴走支援を行う仕事を続けたいと希望したところ、そのような案件を主とするビジネスコンサルティンググループへの異動が叶い、現在も顧客の内側から業務支援するプロジェクトに従事しています。フューチャーでは短期的なプロジェクトアサインだけではなく長期的にみても、キャリア志向に合わせて活躍できるフィールドが用意されていると思います。

4.今後の展望 ~顧客の成長を支援できる人材を目指して~

顧客と伴走するプロジェクトでは、プロジェクトの成功と顧客の成長を同時に考える必要があり、バランスが重要になります。プロジェクトの成功のためには、絵に描いた餅で終わらせず、一歩踏み込んだ支援が重要です。顧客の成長を支援するだけではなく、時には顧客自身にリードしていただき、顧客側に経験や知識が残ることを大事にしています。私自身が過去の構築プロジェクトでの苦労があった分、顧客側の気持ちもわかり、自分ごととして考えられています。今後も、会社の垣根を超えて真に寄り添って支援できる人材を目指していきたいと考えています。

これまでお話ししたように、自分がやりたいことがわからなくなり、キャリアに悩む時期もありました。しかし、フューチャーで様々な人の支援を受け、その時々にあったキャリアパスを選択することで、やりたいことと自らのスキルがマッチする道を見つけることができました。

フューチャーはキャリアをいつでも自由に選択できる会社です。実際、「やってみないとわからない」「やってみて気づく」こともたくさんあります。だからこそ、キャリアに悩んだら、まずは関心のあることにチャレンジし、トライ&エラーを繰り返して、より納得のいくキャリアを歩んでいけば良いと思います。

皆さんも自身の志向の変化に合わせて働く場があるフューチャーで、自分のキャリアをデザインしてみてはいかがでしょうか。きっと自分自身にあった活躍の場が見つかると思います。

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