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もくもく作業の技術屋さんから新たな挑戦 ~従業員代表活動を通して伝えたいこと~

2023年度従業員代表を務めた吉野 貴大(よしの たかひろ)です。

従業員代表とは、フューチャーをよりよい組織にするために活動しているメンバーです。主な活動として、従業員代表は労使協定の締結や、月に1回開催される衛生委員会への参加という必須業務を行っています。その他にも、組織や社員の課題解決に向けた能動的な活動も毎年行っていて、「社員がより働きやすい環境作り」のための活動を自主的に企画・実行する精神が過去の代表メンバーから受け継がれています。社内のさまざまな組織に対して声を通しやすいのがフューチャーの従業員代表の特長です。

本記事では私が主体として進めたプロハンドボールチーム「ジークスター東京」とのコラボイベントについて紹介したいと思います。


1.なぜ「ジークスター東京」コラボイベントをやろうと思ったのか

私が従業員代表に着任した際にやり遂げたいと思ったのはスポーツ企画でした。「健康」と「スポーツ」は結びついており、さらにスポーツは健康向上だけでなく、コロナ禍で減少した社員同士の繋がりを増やすことにも役立つと考えました。

当初の意気込み通り、2023年5月ごろ「よし!スポーツ企画を実施しよう!」となり、次は「何をやるか」の検討をはじめました。

フューチャーに縁の深いスポーツといえば「ハンドボール」です。グループ会社にプロハンドボールチームの「ジークスター東京」を運営するジークスタースポーツエンターテインメントがあり、フューチャーはジークスターのスポンサーです。

2023年には会長の金丸さんが公益財団法人日本ハンドボール協会会長に就任し、プレゼンティングパートナーとしてフューチャーも協賛した「パリ・サン=ジェルマン ハンドボールジャパンツアー2023」が開催されました。

また、企画検討中に2024年パリオリンピックへ日本代表の出場が決まり、まさにフューチャー内でハンドボールブームが到来していました。

私はこの社内のブームにあやかってハンドボール企画を実施することにしました。この企画で当社とかかわりの深いハンドボールファンが増え、日本のハンドボールの知名度向上に少しでも貢献したいと考えたのです。

2.プロ直伝のハンドボール体験会

開催したイベントは、フューチャー社員がプロ選手と一緒にハンドボールの練習を見学・体験できるものです。ジークスター東京の選手に参加いただき、プロ選手のプレーを間近で見学したのちに、プロ選手から直々にキャッチボールやシュート練習を教えてもらい、最後にはミニゲームを実施しました。

■イベント概要
「プロ直伝!ハンドボール体験会~ジークスター選手と一緒に体を動かそう!~」
日時:2024年3月5日(火)18:30 ~ 21:00
会場:BUDDY スポーツアリーナ(有明)
参加社員:18名

お忙しい中、参加していただいた選手を紹介します。
・部井久アダム勇樹選手(背番号3、22年入団、日本代表)
・矢村裕斗選手(背番号12、23年入団、GK)
・中村翼選手(背番号13、22年入団)
・ピサノライアン海夏人選手(背番号23、24年入団)
・蔦谷大雅選手(背番号44、23年入団、日本代表)
・伊禮雅太選手(背番号55、24年入団)

当日の様子

当日は残念ながら雨でしたが、ハンドボールは屋内競技なので大丈夫。会場はいつもジークスター東京が練習に使用している体育館です。ハンドボールコートに到着すると、既にジークスター東京の選手が練習を行っていました。

間近で見るプロの練習は、シューズのこすれる音や選手の声掛けがコート内に響きわたり迫力満点。参加社員もその練習風景に釘付けでした。

選手の練習が終わると、今回のメインイベントであるハンドボール体験会を行います。

ウォーミングアップの後に、キャッチボールにうつります。人生ではじめてハンドボールを触ったという参加社員も多い中、プロ選手に教えてもらうことで、うまくキャッチボールができている様子でした。

そして、社員と選手が混じってミニゲームを実施しました。工夫したことは、社員の中にも初心者と経験者がいたため、バランスがよくなるようチーム分けをしたことです。また、ジークスター東京の選手がうまく参加者全員がボールに触れるようなゲームメイクをしてくれ、社員は楽しみながら真剣にゲームに取り組むことができました。

ラストは選手との交流会を実施してイベントを締めくくりました。イベントに参加した社員の感想を聞くと、以下のようなものがありました。

「選手とキャッチボールをさせていただき、大変貴重な時間でした」
「選手の練習を間近で見ることができ、試合ではわからない迫力を感じることができました」
「ハンドボールの体験が思っていた以上に面白かったです」

ハンドボールの魅力を伝えられたと感じ、嬉しく思いました。

3.企画を行うにあたり重要なこと

私はこの経験を通じて、イベント企画時に重要なことが3つあると感じました。

  • 具体的なイメージまで詳細に描くこと

  • ファシリティは早めに確保すること

  • 関係者とのコミュニケーションを入念に行うこと

1つ目は具体的なイメージまで詳細に描くことです。私は以前からハンドボールに興味はありましたが、実際にプレーするとなると学生時代の体育の授業以来です。不安があったのはそのため、実施するイベントの内容や進行について具体的なイメージが持ちづらく、不安を感じていました。そのため、序盤でハンドボールの経験者に相談し課題の解消につとめました。その後は事前の打ち合わせを重ねることで具体的にイベントのイメージを膨らませていき、当日の進行やリーディングも関係者を巻き込んで進めてることを意識しました。そのおかげで当日はスムーズに進行できたと感じます。

2つ目はファシリティは早めに確保することです。ハンドボールを行うためには特定の設備や広さが必要であり、かつ外部の会場を探すことから適切な場所を見つけるために時間と労力を要しました。ジークスター東京のチームにも相談し、最終的には日頃チームで利用している練習場所を利用させていたくことになりましたが、施設・備品なども早めに手配する必要性を感じました。

最後は「関係者とのコミュニケーションを入念に行うこと」です。イベントの企画や準備には他の部署や社外の方とも協力が必要です。はじめはスケジュールの調整や意思疎通がなかなか難しく、円滑な連携を図れずに苦労しました。情報共有や意見交換の機会を増やしてお互いの考えや背景をよく理解しながら進める必要性を感じたため、その後はジークスターの運営スタッフや従業員代表以外の社員も巻き込んた定期ミーティングを実施しました。すると円滑なコミュニケーションが取れるようになっていき、イベント当日もスムーズに進行することができました。

以上が私がこのイベントを企画・開催するにあたって苦労し、学んだ重要な点です。

4.従業員代表がITコンサルタントとしても成長につながった

これまでのキャリアでは技術を駆使して「もくもくと行う」作業が多く、目の前のタスクに集中して仕事を進めてきました。しかし、従業員代表の活動を通して、会社での働き方に変化があったと感じます。企画を進める中では、限りある時間内でそれぞれの意見を持ち合い、結論をまとめる必要があります。これは、普段のプロジェクトでのミーティングにも転用できる経験で、視座を高く持つことの重要性や周りをよく見ることの大切さを学び、プロジェクト推進でも役立ちました。

一見するとITコンサルタント業務につながらないことも、様々な経験が糧となって自分の成長につながるとわかり、より充実感をもって仕事に取り組めるようになりました。

従業員代表活動では、今回のハンドボールイベントを含め、様々なイベントや取り組みを成功させてきました。「食と心の健康講話」、「心身のケアと姿勢セミナー」、「投資イベント」、「防災イベント」など、メンバーが興味を持つテーマを、自ら企画して楽しく進める活動です。私たちの会社を私たち自身で良くしていくことを体現した活動であり、主体的に動くことで会社に影響を与えることができると感じました。ぜひ、社員の方は次の「従業員代表」になってみませんか。また普段より従業員代表の活動により興味を持っていただければ嬉しいです。

最後になりましたが、ハンドボール競技は2024年のパリ五輪にも出場中です!この夏はみんなでハンドボール日本代表を応援しましょう!

従業員代表に関する記事は以下もございますので、ぜひご覧ください。

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