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CAREER CHANGE STORY 本質を理解した変革者になるために【インタビューアーカイブ】

想像を超える。創造で応える。
経営課題に最先端のITを駆使し、お客様の未来価値を創出する
ITコンサルタントを紹介します。

中野 真吾(NAKANO Shingo)
2011年キャリア入社

前職:大手メーカー系SIerにてシステムエンジニアを務める。流通・金融業向けのシステムを中心に多数のプロジェクトを担当。若いうちから管理者としての立場にあった。

フューチャー:大手コンビニエンスストアの基幹システム刷新や、新決済システム構築、お客様先への出向など、システム開発のみならず業務に踏み込んでの改革まで、多くの案件を手がけた。現在は大手アパレル企業のお客様と、業務・システムの改革に挑む。

「危機感」が切り開いた新しい道

お客様の課題を真に理解し、システム構築に深く関われているのか―。2000年代後半、のちにGAFAと言われる企業の存在感が際立ち始めたころ、大手メーカー系SIerで働いていた中野を突き動かしたのは危機感だった。

「転職を決めたのはリーマンショックの直後でした。上司や同僚からは一様に『なぜ、今このタイミングで安定した大企業を辞めるのか』と言われましたが、迷いはありませんでした。テクノロジーもビジネスも理解した経営者・企業が世の中を変え始めているのを目の当たりにし、マネジメントだけでなく、ビジネスやお客様の業務・システムの本質を理解しその変革に関わりたいという想いが強くありました。前社では、良くも悪くも若いうちから管理者としての立場にあったので、お客様の課題やシステムの中身について深く理解して向き合えているのか、という危機感がずっとありました」

中野がフューチャーに魅せられたのは、技術力をベースに戦略立案から実行までを自らの手でやりきるというスタンスと人材の成長を大切にする風土だった。

「世の中には様々なコンサルティング会社がありますが、経営・業務・技術を三位一体で捉え、すべてを自分たちの手でやりきる会社はフューチャーくらいだと思います。これは社員がお客様に真剣に向き合っていなければ実現しえないことです。初出社は偶然にもBPY(Best Project of the Year)※の日だったのですが、プロジェクトの成果もさることながら社員のプロジェクトに懸ける思いや全社を挙げて“称えよう”という文化に感動しましたし、こういったカルチャーが社員の成長スピードを促す源泉になっているんだなと衝撃を受けました」

※BPY(Best Project of the Year)
年に一度、各プロジェクトが成果を発表するイベント。全社員が一堂に会し、年間最優秀プロジェクトを決める。

一人でやり切らなくても、チームで乗り切ればいい

アサインされたのは、大手コンビニエンスストアの基幹システム刷新プロジェクト。自分の可能性を示そうと、必死の日々を過ごした。

「自分より年下のメンバーが、同じレベルの仕事をしている。同年代はさらに上の役割を担っている。自分にもできることを示すため、何もかも自分でやろうと焦っていました。当然のことながら大きなプロジェクトでそんなことをやっていたら行き詰ります。そんなとき、当時のリーダーに『君ができるできないは関係ない。できる人を探して、任せて、チームでやり切ればいい。その行動がとれて、結果としてやり切ることが最も大切だ』と言われました。そこから仕事へのスタンスが大きく変わりました」

その後、中野はお客様の企業に出向し、お客様の業務により深く関わることで次世代システムの開発に貢献した。

「チームリーダーやプロジェクトリーダーも経験したことで、フューチャーのやり方も分かってきました。ソースコードとデータにビジネスのすべてが集約されると言うように、リーダーもそこまできちんと理解して科学的検証をしています。だからこそお客様に対して事実に基づいた提案ができるわけです。また、フューチャーがお客様と挑む壁は高く、誰にも正解はわかりません。それでも、誰もがお客様にとって何がベストなのかを一番に、客観的論理的に考え抜いています。仕事を一つひとつ積み重ねるごとにかつてない達成感と成長する自分を実感しています」

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一燈を提げて暗夜を行く

「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ、只一燈を頼め」佐藤一斎「言志四録」の一節。中野の座右の銘だ。この言葉はフューチャーの仕事におおいに通ずるものがあると語る。

「自分の置かれている厳しい状況を嘆くことなく、僅かでも可能性を信じて、迷わず進む。さらに解釈を広げると、フューチャーは「暗夜」という前提すら疑い、必要なら前提を壊してでもひたすら前に進む。もともと好きだった言葉が、ここに来てようやく中身のあるものに変わってきたと思っています。」

現在、中野が担当するのは、大手アパレル企業の改革だ。

「これまでやってきたプロジェクトと全く違う業務やシステムであっても怯まず、昇華させた自分の経験やスキルをもとに、再度具体化させ実行に落とす。それこそがフューチャーのコンサルタントの醍醐味です。今後は、特に人手不足により大きく打撃を受ける産業や業務をテクノロジーにより変えていくこと、そうすることでお客様にも会社にも、最終的には社会に貢献をしていきたいと思います。現代社会では労働人口の減少をはじめ、あらゆる社会課題が山積していますが、フューチャーにはそれを解決する力があります。お客様を成功へと導くとともに社会を変革するために、テクノロジーを活用したチャレンジを続けていきたいと思っています」

―中野の目は、遙か先を見据えている。

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本記事は2019年に実施した採用HPインタビューのアーカイブ記事です。


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