女性社員全員で未来に向けたDEI推進ディスカッションを実施しました!
こんにちは、事業推進室の及川裕子(おいかわひろこ)です。今回は、6月に開催した「女性比率30%に向けたディスカッション」について、開催に至るまでの経緯と当日の様子、今後フューチャーが目指そうとしている姿についてお話しします。
ディスカッション開催に至るまで
「DEI(Diversity, Equity & Inclusion):多様性、公平性、インクルーシブ」推進の一環として、女性活躍推進を目的としたワーキンググループを昨年立ち上げ、フューチャーが目指す姿や今後の活動について議論してきました。
フューチャーは創業時から、男女関係なく活躍できフラットに評価される会社です。女性だから昇格できない、望んでいない仕事を与えられる、といったことは一切ないので、女性活躍と声高に叫ばなくても活躍できる環境が当たり前に整っていたと思います。現在も「女性だから」と性別を意識して仕事をすることはまずありません。
一方、そういった環境が当たり前であるが故に、「女性」を全面に打ち出した広報活動を行ってはいませんでした。結果として、フューチャーの女性比率は現在18%とまだまだ少ない状況です。これまできちんとお伝えできていなかったことは真摯に反省し、会社全体の多様性を推進するためにも、社外に向けて女性の活躍環境があることをしっかり伝えて、多くの女性に選んでいただけるよう、女性の採用を強化していくことにしました。
しかし、いくら採用人数だけ増やしても社内で長く働き続けられる環境が整っていないと意味がありません。ですので、採用だけでなく社内環境のより一層の改善も併せて取り組んでいます。現状の課題を的確に捉えるためにも、「実際働いている社員の生の声を聞いて、今後の取り組みに活かしていこう!」という案があがり、女性社員を集めてのディスカッションを開催するに至りました。
「ダイバーシティーと言いながらなぜ女性だけ集めるの?」といった声も当然ながらありました。しかし、採用活動に関わる中で私が感じたことは、女性は将来のライフイベントやロールモデルを強く意識しているということです。「もしかしたら同性でないと相談しずらいような悩みを抱えている社員もいるのではないか?」と感じることも多々あったので、今回は、当事者である女性社員と今回のテーマに関心がある男性社員に参加いただき、それぞれが感じている意見をヒアリングすることにしました。
当日の様子
ディスカッションは全4回に分けて実施し、社長の神宮さんや社外取締役の榊原さんといった経営層から、今年の4月に入社したばかりの新人、男性社員も含め総勢240名の社員が参加しました。女性社員が全員集まるイベントは今回初めて実施したのですが、多様な意見を収集する有意義な会になりました。
事前に実施したアンケートで、「フューチャーの現状や制度について知りたい」という意見があったので、イベントの冒頭で社内の現状や制度について共有しました。今までも社内外含め発信はしていましたが「こんな制度があることを初めて知りました」といった声も多く、まだまだ発信が足りていないということも痛感しました。
メインとなるディスカッションでは以下2点に絞って、3~5名の少人数のグループで話し合ってもらいました。
①フューチャーの良いところ、改善したいところ
②女性比率30%に向けた施策
実際に出てきた意見を抜粋してご紹介します。
①フューチャーの良いところ、改善したいところ
②女性比率30%に向けた施策
男女差は感じず、セルフコントロール制によって自分に合った働き方ができているという意見が多かった一方、リモートワークになってから偶然に顔を合わせるという機会が減ったので、今回のようにさまざまな女性社員と会話できる機会をもっと増やしてほしいという意見が多かったのが印象的でした。気軽に相談したり雑談できるようなサークル的なものがあってもいいかも、といった意見もありました。こういった意見を実際に聞くことで、女性社員を増やし、誰もが働きやすい環境を作っていくことの重要性をより実感することもできました。
開催してみて
開催後のアンケートでは、このような声があがりました。
ディスカッションを通じて、今後の活動に向け参考となる意見がたくさん見つかりました。今回発見できたよい点はどんどんアピールしていき、一方の課題はすぐにできることから改善に取り組んでいきます。議論が必要なものについてタスクフォースを立ち上げ、社員みんなが当事者意識を持って実行していく予定です。
フューチャーが目指す姿
DEI(Diversity, Equity & Inclusion)の活動を通して、「多様性を積極的に受け入れ、尊重し、多様な人材一人ひとりが個性を活かした活躍をなすことで社会に新たな価値を創造する」ことを目指しています。
私自身、コンサルタントから営業を経験し、今はDEI推進や採用に携わり、昨年は成果比率型勤務を活用して成果量を調整して働くなど、自身の状況に応じて周りの協力を得ながら働き続けることができています。フューチャーがいかなる場面でも、多様性を受けいれ支援していける環境であることを実感しています。
また、近年DEIを推進する上で、多様性と同様に公平であることの重要性が唱えられています。社員や女性が増えより多様性が進んだとしても、誰かが窮屈な思いを感じるようになっては意味がありません。働き方やキャリアプランは人それぞれなので、どんな状況であってもフレキシブルに対応していくことが可能なことを、自身の経験も活かしながら社内外に発信し、今以上に誰もが働きやすく活躍できる場を作っていきたいと感じています。
今回の取り組みを一過性のものとせず、全社員が当事者として積極的に参加していけるよう、次の活動も推進していきたいと思います。