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育児休業復帰後、働き方はどう変わったのか【ワークスタイルインタビュー】

こんにちは。CEO室の吉井志保です。

社員平均年齢33.7歳のフューチャーには子育て中のお父さん・お母さんも数多く在籍しています。
フューチャーではフレキシブルな働き方を推奨しており、家庭環境や仕事内容に合わせて多様なワークスタイルの実現が可能です。育児休業についても、直近3年間の取得率女性100%男性23.4%、と多くの方が取得しています。厚生労働省が行う「平成30年度雇用均等基本調査」によると男性の育児休業取得者の割合は6.16%なので、実は男性育児休業取得はかなり進んでいる会社です。

今回はその「育児休業」について取得した二人の社員をご紹介します。

※2019年12月期FutureReport掲載記事に一部加筆しています

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柴田莉衣さん「限られた時間の中で最高のアウトプットを出して、プロジェクトを成功に導く」柴田さん1

柴田莉衣(しばたりえ)さん
2009年入社。2018年8月~2019年4月にかけて産前産後休業、育児休業を取得。
2017年に設立した株式会社ワールドとフューチャーの合弁会社「FASTECH & SOLUTIONS 」にてファッション関連企業へのソリューション設計、コンサルティング業務に従事。

Q:復帰についてのプランはどのように決めましたか?
A:私は出向中に産休に入りましたので、周囲の皆さんにご迷惑をかけてしまうのでは、と正直不安もありました。でも出向先の会社から快く送り出していただき、産休・育児休業中には、復帰の時期などをフューチャー、出向先と連絡を取り合い、キャリアについて私の希望を尊重していただきました。子供が5カ月での復帰ということでまだ手がかかる時期だったので、時短で働いたほうがよいのではと考えていました。しかし上司から「時短でもフルタイムでもやらなければいけないことは同じ」と助言を受け、周囲の理解や協力をいただきながら、産休前と同じ出向先へフルタイムで復帰しました。復帰後は出社前・帰宅後の自宅作業や、会議にはリモートで参加するなど、以前と同じ裁量で働くことができています。

Q:復帰後の働き方で変化はありましたか?
A:復帰前は何でも1人でやるタイプでしたが、同じ仕事のやり方では上手く回らなくなりました。限られた時間の中で最高のアウトプットを出して、プロジェクトを成功に導くために私がやるべきことは何かを常に考えるようになりました。一人で抱え込まずに、一緒に働くメンバーの得意なことを生かし、役割や責任範囲を明確にしました。 私自身が仕事のやり方を変えてプロジェクトを推進してきたことについては評価いただいており、個々人の働き方に関係なく、成果を出せば正当に評価されるのがフューチャーだと改めて感じました。

柴田さん2

Q:復帰前に描いていた「子育てと仕事の両立」のイメージと比べて、何か違ったことはありましたか?
A:ポジティブな意味での違いを感じました。時間に制約のある働き方で肩身の狭い思いをすることもあるのかな、と思っていましたが、フューチャーでも、出向先でも、そんなことはありませんでした。コンサルタントの仕事はアウトプットベースですので、「制約があるなら相談すればいい、何時間働くかは問題ではない」と言ってもらえました。
また、復帰前は、子供と一緒にいる時間が減ることが心配でしたが、一緒にいる時間が限られている分、密度の高い時間を過ごすようになりました。私の場合は、仕事とプライベートのメリハリがあることで、育児にもよい影響があったと思います。

Q:これから育児休業を取得しようと思う方へのメッセージはありますか?
A:最近、若手女性社員の方に「将来的に結婚・出産を考えて若手のうちに何をしておくべきか」という質問を受けましたが、私も入社2,3年目に同じことを考えており、誰にも負けない強みを作り、その強みを活かせる環境を作ろうと常に意識して仕事をしてきました。産休・育休がキャリアに影響するのでは、と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、仕事をする上で自分自身のベースとなるスキルを磨いておけば、復帰後も納得のいく働き方ができると思います。

Q:新型コロナウィルス感染拡大により緊急事態宣言が発令されました。お子さんを自宅保育しながらのリモートワークについてはいかがですか?
A:私もパートナーも打ち合わせがとても多いので、打ち合わせでの役割や優先度によって、時間帯ごとにどちらが子供の相手をするかを毎日相談して決めています。また、お客様にも「どうしても調整が難しい時は子供の声が入ることがあります」とお伝えし、快くご了承いただいています。


朽方邦孝さん「長期間家族での育児に向き合えた事で、絆もさらに深まりました」

朽方さん1

朽方邦孝(くちかたくにたか)さん
2008年入社。2019年6月~2020年1月にかけて育児休業を取得。
金融系プロジェクトで基幹システムの移行、連携基盤を担当。

Q:なぜ育児休業をとろうと思ったのですか?
A:1人目の出産時は、妻1人に育児の負担がかかってしまったので、2人目の時は絶対に取得しようと決めていました。
2人目の妊娠が分かったのは、1年以上前から従事するプロジェクトのシステム稼働が翌年に控える状況でしたが、「妻が切迫早産気味で動けなくなるので、上の子の保育園の送り迎えのため17時に帰らせてほしい。出産後半年間育児休業を取得したい。」と上司に相談したところ、快く了承してもらえました。周囲のサポートもあり、出産準備直前にはお客様先勤務と自宅リモートで業務にあたりました。妻が出産のため里帰りするまでの期間、上の子の育児と仕事の両立は大変でしたが、働き方の幅がある会社で助かりました。子供の誕生の翌日にシステムが稼働、1か月ほどのサポートと引継ぎを終え、半年間の育児休業に入りました。メンバーやお客様からも快く送り出していただき、安心して育児休業することができました。
なお、子供が生まれた翌日にシステムが稼働したという点はプロジェクト内でもネタにされ、年末のBPY(Best Project of the Year)のプレゼンテーション資料や、YEP(Year End Party)での表彰式に子供が登場しています(笑)

  フューチャーの全社イベントBPY&YEPについてはこちらから!

Q:ご家族や同僚など周囲の反応はいかがでしたか?
A:妻には「取ってくれて本当にありがたい。1人では倒れていたよ。」と感謝されました。復帰後職場では、同僚や上司に暖かく迎えてもらい、嬉しかったですね。仕事も育児休業前と同じ事業部で働いています。男性の育児休業は1,2か月程度が一般的ですが、当たり前に半年間取得できる企業はまだまだ少ないと思います。長期間家族での育児に向き合えた事で、絆もさらに深まりました。親子がこれだけの期間一緒にいられるチャンスは他にあまりないので、仲間にも是非取ってほしいし、安心して育児休業できるようサポートしていきたいです。

朽方さん2

Q:復帰後の働き方で変化はありましたか?
A:「子供の入浴は絶対に手伝ってほしい」と言われているので、それまでには帰るようにしています。忙しさはプロジェクトのフェーズに左右されることが多いですが、一旦帰って子供の世話をし、夜に仕事を再開するなど、ある程度自分の裁量でコントロールできるので助かっています。

Q:新型コロナウィルス感染拡大により緊急事態宣言が発令されました。お子さんを自宅保育しながらのリモートワークについてはいかがですか?
A:午前中は妻に任せて別室で仕事に集中していますが、午後は下の子のお昼寝中に上の子の面倒を見て、夕方からまた仕事に戻る等、家庭内で工夫しています。

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読んでいただきありがとうございました。
子育てと仕事の両立を多様な働き方で実現している社員を、今後さらに紹介していく予定です。お楽しみに!

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吉井


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