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いきいきと仕事をするために いろいろなケアを知ろう「セルフケア編」

こんにちは。ウェルネスサポートチーム(以下WST)の福留京子です。

普段は社員のケアを中心に仕事をしている私が、今回はフューチャーのWSTの中の人はこんなことを考えて働いていますよ、ということと、皆さんに役立つようなヒントが少しでもお伝えできればと思い、登場しました。

1.フューチャーで行っているケア

フューチャーでは、産業医、保健師、常駐の産業カウンセラー、人事労務担当、WSTのメンバー、そして自前の健康保険組合と、様々な立場の人が社員のケアに関わっています。その内容は、フィジカル・メンタルなど体調の相談からキャリアの相談まで、幅広いものとなっています。
WSTのメンバーには、産業カウンセラー、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントと各方面の知識と経験を持った強力な仲間がいて、みんなで社員が健康で楽しく働けるために日々知恵を絞っています!
たとえばカウンセラー面談がいつでも受けられたり、社内で社員のみなさんが不安とストレスを軽減できるようなワークショップを開催したり。

ワークショップ


そして個人的には、自分たちが不要になることがチームの究極のミッションかな、と思っています。

2.会社で行うケアって何?

突然ですがみなさん、「セルフケア」「ラインケア」って耳にしたことありますか?
↓これです。(ちょっと説明長いですがココだけ我慢して読んでください)

ラインケア1

「セルフケア」「ラインケア」って、未来報をご覧になっている方の中でも、社会人の方はなんとなく聞いたことがあるワードでしょうか。。ただ、それが仕事の何につながるんだっけ…?とピンとこない方もおられるかもしれません。

会社での仕事は、基本的にチーム単位で動きます。なのでチームメンバーが健康でいきいきと稼働できることがチーム全体の雰囲気の良さや生産性に影響を与えるんです。

そう、セルフケアとは「自分がいきいきと働けるよう自分のコンディションをあげておく」こと、ラインケアとは「メンバーの不調を未然に防ぐためにはいろんな方面からのケアが大切だよ」という考え方なんです!ちなみに、私の仕事である「社員のケア」というのは③に該当します。

3.フューチャーのセルフケア推進の取り組み


みなさん、自分の状態に気を配れていますか?

ラインケア

上の図に番号を振っている通り、まず重要なのは①セルフケアです。
自分のことは自分で気づいてケアする…忙しい日々を送っている人は「そんな余裕ないよ!」という感じかもしれませんね。。。

この自分の状態を知ってもらうツールとして、「ストレスチェック」が実は役に立ちます。「ストレスチェック」とは1年に一度、社員が会社で受けるストレス度テストのようなもの。大企業には義務付けられている、社員ケアの取り組みのひとつです。

「ストレスチェックって、メンタル不調者をあぶり出す仕組みでしょ?」と誤解されている方が多いのですが、実はストレスチェックの最大の目的は「労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止すること」なのです。そもそもストレスチェックとは、仕事のストレス要因や心身のストレス反応、周囲のサポートがどの程度かを測るものです。でも細かいことを言うと、個人の結果は本人同意がないと会社側も知ることはできません。「この人がリスク高い!」なんてチェックはできない仕組みになっています。
その代わり、ストレスチェックの結果から自分のストレス状態を知って、それを基にセルフケアしてもらうことを期待しているのです。

フューチャーではもちろん毎年ストレスチェックを実施していますが、実は法定の内容にプラスαして、さらに個人の状態を詳しく分析し、社員自身が自分の状態を理解できるようになっています。具体的には個人のストレス対処能力を測り、どのような傾向が高いor低いかが自分でも分かる仕組みになっています。さらに各自に用意されたポータルサイトで、自分に合ったセルフケアの方法や、ストレス対処能力を高めるための方法などを学ぶこともできるようになっています。

4.セルフケアのポイント

ここまで読んでいただいた方は、実際にセルフケアってどうやればいいの…?とちょっと興味を持ってくださったかと思いますので、いくつかポイントをお話します。

①少しずつでいいから取り組む
健康管理に重要な要素とよく言われる、
・適度な運動
・充分な睡眠
・規則正しい食事
これ、けっこうハードル高いですよね(と思うのは私だけでしょうか…)。でもいきなり「全てを完璧にしよう!」と思わず、一つでも、少しずつでも取り組んでみようと考えれば少し気が楽になりませんか?

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②一日一回リラックスする時間を確保する
みなさん、一日のうちに”リラックスタイム”はありますか?どういう時間にご自身がリラックスできているか、意識したことはありますか?ない方は一つでも「自分に合ったリラックス法」を見つけて、「一日一回、短時間でもリラックス」を意識してみてください。
好きな音楽を聴く、散歩する、動物と触れ合う、お風呂に入る、好きな香りをかぐ、お茶を飲む、スポーツ、笑う、呼吸法…などなどすぐに実行できるリラックス法はたくさんあります。
また、自分にとって何が一番リラックスできるのか、新たな方法をいろいろ試してみるのも良いですね。

リラックス

③ストレス要因と対処法(コーピング)を知っておく
自分がどういうことをストレスだと感じるか、意識したことはありますか?
「何をストレスと感じるか」は価値観や物事の捉え方で大きく異なることがわかっています。そしてストレスに耐えられる許容範囲も人それぞれで、同じことが起こってもストレスと感じる人、感じない人がおり、個人差が大きい部分なのです。だからこそ、自分がどんなことにストレスを感じやすいのか、自分に合うストレスの対処法は何かを知ることが大切です。

よく言われるストレス対処法(「コーピング」といいます)は
・ストレスの基に働きかけて解決する
・ストレスの基により生じた感情をコントロールしたり、考え方や感じ方を変えてみる
・ストレスを発散する
などがあります。これらを状況により使い分けられるようにしておくと最強です。

④小さなことでも自分を褒める
小さなことでも実行した自分を褒めたり、そういう自分を認めて大切にすることも意外と重要です。「自分を大切にする」というとなんだか道徳の教科書のようですが、まさにココがセルフケアの原点ではないかな、と私は考えています。

最近、自分を褒めたのはいつですか?思い出せない方は「今が褒め時」です。最近頑張ったことは何ですか?

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5.さいごに

まずは、できることからセルフケアを始めてみましょう。セルフケアを通して自分に向き合うことを意識していると、徐々に自分の今の状態に気がつけるようになるはずです。そうすると、いつもと違う自分の状態にも気がつけて、調子を崩しかけているとしたら早めの対処ができますね。

とはいえ、一人でできることにも限界がありますし、自分では気が付かないうちに調子を崩してしまうこともあります。そんな時にリーダーの目配りが重要となります。

この「リーダーの目配り」が②のラインケアなのですが、こちらは別のタイミングで。お楽しみに。

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