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育休復帰後の働き方と新人から教えてもらったこと

みなさん、こんにちは。2014年キャリア入社の山田智子です。私は20代中頃でフューチャーに転職し、30代で結婚・出産を経て、現在は子育てをしながらコンサルタントとして働いています。今回は、フューチャーでのキャリアや働き方はどうなのかライフステージの変化に合わせて働けるのだろうか?という点について私の実体験をもとにお伝えしたいと思います。

1.自己紹介

私は独立系SIerを経て、2014年にフューチャーに転職しました。フューチャーではお客様の業務にあわせて必要なシステムを最適な形で提案し提供できること、年次に関係なく個人の実力に応じた仕事ができることが入社の決め手でした。

入社後は小売業界のプロジェクトでエンハンス(機能追加)案件のメンバーとして要件定義からリリースまでを担当。その後、物流業界のプロジェクトでPMOや新規システム構築案件のチームリーダーを経験するなど徐々にステップアップをしてきました。2020年5月~2021年3月まで産休・育休を取得し、復職後は2021年4月に入社した新人の研修リーダーを約5か月間担当しました。現在はメディア業界のDXプロジェクトでプロジェクトリーダーをしています。

2.フューチャーでのキャリア

自身のキャリアを考えた時に、20代で「自分自身が得意と言える領域を作りたい」という想いがありました。前職で会計システムの開発を行っていたため、まずは「会計領域と顧客折衝やプロジェクト管理を強みにしたい」と入社時に伝えていました。その要望通り、最初は小売業のお客様の会計システムの保守プロジェクトにアサインされました。前職ではお客様と会話する機会は少なかったのですが、フューチャーでは入社後すぐにお客様と画面仕様やデータ移行に関する打ち合わせをする機会があり、入社前の希望を実現できている実感がありました。その後も案件が終わるたびに、上長と相談しながらどの案件や役割にチャレンジするかを決め、比較的短期間で多くの案件を経験できました。特に「決済」という特定の領域とプロジェクト管理の経験を多く積むことができたことは自信につながりました。

30代になり自分の強みができてきた頃に、物流業界のプロジェクトへ異動しました。最初の案件は、決済端末入替え案件のPMOとして、顧客の立場でプロジェクトを管理する役割でした。PMOはシステムの理解だけではなく、システムを利用する人や、関連する人々のすべての業務を把握し、新システムを使った業務が円滑に行えるよう推進します。2年の長期プロジェクトで難しいこともありましたが、広い視野を持って先回りし、細かい点も取りこぼしがないように進めることでプロジェクトの成功に貢献することができました。

次に参画した案件の途中で妊娠がわかりました。仕事はしっかりとやり遂げたいと考えていたので、勤務時間や体調面の配慮はしてもらいつつも、役割やタスクはそのままで妊娠前と同じように働けることがとても嬉しく思いました。また、ちょうど新型コロナウイルスが蔓延し始めた頃で、チームメンバーに先駆けてリモートワークにも切り替えることができました。

3.育休復帰後の働き方

約10か月の産休・育休を経て復職した後は、保育園のお迎えのため、就業時間を8:00-16:30としてリモートワークをしています。

復職時のアサイン面談では、復職後の仕事内容や働き方の希望などをアサイン担当者に伝えました。通常のアサイン面談では、目標やチャレンジしたいことを伝えますが、このときの私は、自分のキャリアは二の次で息子の保育園生活が心配でした。保育園に馴染めるだろうか、いろいろな病気にかかったりしないだろうか…と。そんな私の状況や不安も正直に伝えた上で、会社からは複数のアサイン候補をもらいました。その1つが新人研修リーダーでした。前職で新入社員研修を受けた際の研修担当の先輩が育休明けの女性で、私自身が「子どもを産んでも長く働けるんだ」と安心感を覚えたこともあり、新人研修リーダーへのアサインを希望しました。

3月末に新人研修チームに参画した直後から、新人の入社式、子供の保育園の入園式と慌ただしく、期待と不安が混じる4月がスタートしました。幸い、息子の慣らし保育は私と入れ替わりで育休を取得した夫が担当してくれたため、仕事に集中することができました。

新人研修では、運営をしながら研修内容のキャッチアップをし、まさに走りながらの日々でした。限られた時間内で効率よくタスクをこなす必要があるため、勤務時間中はタスクの優先度をつけて、日中にやるべきことに集中し、完了できないタスクがある場合は早めに相談するように心がけました。また、息子の病気で突発的に看病が必要になった場合も、スマホで隙間時間にコミュニケーションツールを確認し、自分の不在により周囲の仕事が止まらないように工夫していました。リモートワークでいつでもどこでも働ける環境があるからこそイレギュラーにも対応しやすかったと思います。

新人との面談や、ITテストのチェック、成果物レビューなど本当に1日が目まぐるしく過ぎましたが、1ヶ月ほどで、息子は保育園に、私自身も研修リーダーの仕事に慣れていきました。

復職後のモチベーショングラフ
新人の中間プレゼンで刺激をもらったことがターニングポイント

4.新人研修で新人から教えてもらったこと

新人研修では、研修期間の中間と最後のタイミングで、自分自身の強みや今後の目標を先輩社員に向けてアピールする「自己アピールプレゼン」があります。1回目の自己アピールプレゼンを見て、入社から1ヶ月半のオンライン研修を通して新人同士で試行錯誤をしながら成長している姿を目の当たりにして、私自身ももっと成長したいと前向きな気持ちになりました。このプレゼンを機に、先を見据えた計画やタスクの洗い出し、定型業務の自動化、現場のコンサルタントを積極的に巻き込みながら新人の成長をフォローするなど、「新人研修チームとして何が必要か、どうすべきか」という観点で仕事ができるようになり、積極性も取り戻せたと感じています。

フューチャーでは復職後6ヶ月のタイミングで自己アピールプレゼンがあり、私も6ヶ月間の成果についてプレゼンを行いました。同僚や上長からは勤務時間の制約を感じさせない働きができていたことや視野の広さがあることをフィードバックしてもらい、働き続ける上での大きな自信になりました。また、研修リーダーを離任するタイミングでのアサイン面談では、復職時には言えなかった「3年以内にキャリアアップしたい」という目標も明確に伝えることができました。「0歳の子どもを保育園に預けて、自分自身はキャリアアップしたいと言うのもどうなんだろう…」という葛藤もありますが、母親になった今でも個人として目標を持っていたいということと、その姿を息子に見せ、何かが伝わればいいなと思います。

現在はメディア業界のDXプロジェクトでプロジェクトリーダーに挑戦中です。産休・育休を経て、息子・家庭が優先順位の1番になりましたが、これからも多くの経験をして成長を続けていきたいと思います。

5.さいごに

フューチャーではライフステージに合わせて働き方を変えられるということを、私自身が身を持って体感しています。今後も、息子の成長に合わせて働き方を変える必要があったり、介護などの事情があったとしても、会社と相談しながら柔軟に働けるだろうと感じています。

また、新人研修リーダーの経験を通して、新人から「十人十色の成長過程・スピードがある」ことを教えてもらいました。そこから、自分自身のライフステージに合わせて、成長スピードの緩急をつけながら成長し続ければ良いんだと思えるようになりました。それを教えてくれた98名の新入社員の今後の成長、活躍が楽しみです。


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