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働くを楽しみ始めたワーママの話

こんにちは。新卒採用チームの杉渕花(すぎぶちはな)です。

私は新卒入社した総合小売業に約10年間勤め、接客販売・新卒採用・教育を経験したのちに2024年4月にフューチャーに入社しました。現在は3歳の息子を育てながら、新卒採用担当として活動しています。この記事では、「働くを楽しむ」をテーマに、私の転職ストーリーを振り返りたいと思います。お子さんを抱えながら転職を考えている方の勇気になれば嬉しいです


1.ワーママとしての自分に対する気持ちの変化

突然ですが、皆さんは「働く」を楽しんでいますか?私は2021年に第一子を出産し、翌年には復職してワーママデビューしました。0歳9か月だった息子に対し、1歳を待たずして保育園に預ける後ろめたさを感じながらも、働くことも前職も大好きだったので、社会復帰することがとても嬉しかったことを覚えています。

前職は出産後、時短勤務を選択するのが当たり前だったこともあり、私も迷いなく時短勤務を選択。同時に育休前の新卒採用チームから、出張が少ない教育の部署に異動になりました。採用と教育は連携して働くことも多かったため、顔なじみの同僚も多く、なじむ・慣れるには時間がかからず働くことができました。一方で子供が突然熱を出すなど保育園の洗礼をうけ、急遽仕事を休まざるをえないことが増えていきました。そのような経験を繰り返すうちに、いつの間にか周囲に「迷惑をかけない」ことを優先するように。仕事の難易度も量も確実に「こなせる」ラインでセーブしてしまい、もし私が時短勤務じゃなければ…と思うことも増え、だんだんと「働く」を楽しめていない自分になっていくのを感じていました。

そして、同じ部署内にはワーママも多く、性別や年齢に関わらず子育て中の社員は、自然に残業をしないよう業務量など配慮される非常に恵まれた環境でした。だからこそだったかもしれません。先回りしての配慮に感謝と悔しさ・情けなさが同居し、同時に周りに甘えている自分がいることにも、うすうす気づき始めていたのです。あの出張に行けたのにな…でも普段の仕事ぶりからメンバーから外されたのかな…最近の自分頑張れていないな、とぐるぐる悩む日が増えました。後日談ですが、とある書籍で「ベネヴォレント・セクシズム」(※)という概念を知り、当時の状況がすっと腑に落ち、自分だけが悩んでいたわけではなかったと安心したことを覚えています。

(※)善意や配慮からくる一見ポジティブに思える言動が、実際には差別を助長していること

https://jinjibu.jp/keyword/detl/1664/

2.社会人10年目、もう一度「働く」を考える

そんなもやもやした気持ちを抱えながら、リモートと出社のハイブリットから原則出社にいよいよ方針が変わったことが私の転職活動を考えはじめたきっかけでした。

出社が続くと「ますます仕事も家庭も中途半端になるのでは?」「さらに勤務時間を短縮する?」「お給料はどうなる?」「延長保育をデフォルトとする?」「息子はどう感じる?」「両親を頼る?」。

なにより…「それで家族と私は幸せなのだろうか?」。家族会議も何度も開かれ、そこででた結論は大きく2つでした。

①子供との時間はこれ以上減らしたくないが、働く時間も減らしたくない

私が就職活動をしていた10年前は、この2つのリクエストを両立させることは難しかったかもしれません。実際のところ、私も子供との時間を確保しながら自分らしく働くことをあまりイメージは過去には持てていませんでした。ですが、今はリモートワークやフレックスタイム制または裁量労働制など多様な働き方を選択できる社会に変化してきたと感じています。そこで、ワークもライフも欲張って理想に近づけたいと強く願うようになりました。

②人事のスペシャリストになりたい

前職での約10年間を振り返ったときに、私はいつだって「人」に関心があったことを思い出しました。特に新卒採用担当をしていた時の学生や内定者一人ひとりの人生と真向から向き合い、入社後に活躍する姿をみる瞬間は言い表せないほどの喜びがあります。ただうまくいくことばかりではなく人事制度を策定するチームや給与チーム、リーガル、教育など人事部全体で連携して対応することもあり、もっと人事全般の知識を自分が理解し、もっと組織作りを深く考えたいと思うようになっていました。前職はキャリアについて希望は出せたものの、ジョブローテーション型です。いつどこに異動になるかは会社都合であり、いつも定期異動のタイミングでは皆がドキドキしています。そうではなく、自らの意志を持ち手を挙げキャリアを形成できる環境がよいと思うようになりました。

とはいえこの2つの結論をだしても、子供を育てながらの転職には不安がありました。まだ一歩を踏み出せずにいたときにきっかけをくれたのは家族です。夫が「自分がどうありたいかが大事だよ。その実現のためにできる限りのサポートもする」と私の背中を押してくれました。子育てを言い訳にせずに自分が目指したい人事のスペシャリストになるため転職しよう。きっと息子も「仕事を楽しみながら頑張っているママ」がいいはず!とやっと転職活動に踏み切りました。

3.チャレンジした転職・フルタイム勤務のゆくえ

転職活動では、前職で感じたITの重要性から、デジタル人材の採用・育成に関わりたいと思い、IT業界を軸に企業を探しました。そこで出会った企業のひとつがフューチャーです。フューチャーの第一印象は、面白い会社。決め手は色々ありますが、その中の一つにどんな時もビジネス(仕事)を楽しむ自分でいられそうだと感じました。フューチャーが大切にしている考え方をまとめたFutureWayに「人生において、好むと好まざるとに関わらずビジネスへの時間配分は1/3以上になる。その時間はぜひ有意義に楽しく過ごしたい」という文言があり、深く共感したことを覚えています。

そしてよく周囲に驚かれるのは時短からフルタイム勤務で転職したことです。フューチャーは、産後復職してもフルタイム勤務の方が多いと聞いて入社を決断しました。もちろん育児をしながらのフルタイム勤務に不安はありました。しかし、出社と在宅のハイブリット勤務や仕事を優先しながらではあるものの、プライベートの時間を自分でコントロールしやすい裁量労働制によって柔軟に働くことができています。そして、家族のサポートもあり、少しストレッチした仕事も楽しみながら働くことができています

驚いたことに、時短で勤務していたときよりも家族の時間は増えました。朝は家族3人で過ごし、保育園へ夫と二人で送る日も多く、また夫婦ともに在宅勤務の日は、一緒に昼食を食べながら対話する時間が増えました。時短勤務の時は、フルタイム勤務の夫に比べ育児も家事も私が頑張らなきゃという気負いが強くありましたが、よりフラットに一緒に考えお互いを助け合うことでワンチーム感が高まった気がします。

4.ワークもライフも楽しむ!~私のこれから~

最後に「ワーク・ライフ・インテグレーション(WLI)」という私の大好きな言葉を紹介させてください。これは、ワークとライフどちらかを我慢してバランスをとるのではなく、仕事と私生活はどちらも大切な要素であり、相互に影響しあい統合させて双方の充実を高めようという考え方です

時にはライフの時間で自己研鑽をし、ワークの質を高めます。また、子育て(ライフ)から効率よく働くことを学び、仕事に活かされていると感じることがあります。今フューチャーに転職してワーク面においてもライフ面においても、トータル的に自分自身を高めることができていると感じています。仕事を頑張るからこそ、仕事も私生活も両方が楽しい。「人生を全力で楽しむ」そんな自分と再会できました!

新卒採用担当として、これから入社してくる皆さんにも「仕事も私生活も頑張る楽しさ」を伝えていきたいです。そして私個人としても、息子が大きくなった時に仕事を頑張っているママを誇ってもらえるように、人事のスペシャリストを目指して色々なことを妥協せず貪欲に挑戦を続けていきたいと思います。

ワーママもワーパパで「働くを楽しめているかな?」と悩んでいる人にとっては、フューチャーは楽しく、ワークライフインテグレーションが実現できる環境です。この記事が誰かの勇気になりますように…!

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