「やりたい」を叶えるフューチャーのキャリアデザイン ー営業から採用担当へキャリアチェンジをした私の場合ー
はじめまして。キャリア採用チームの坂口結衣です。2022年10月にフューチャーにキャリア入社しました。私はもともと「IT営業」として前職に入社しましたが、組織づくりにかかわりたいという思いから、「採用担当」にキャリアチェンジしました。フューチャーでは、経験に限らず多様なバックグラウンドを持つ人が活躍できる環境、カルチャーがあります。私がキャリアチェンジを叶えるまでに悩んだこと、参考にした情報、フューチャを選んだ理由をご紹介します。キャリアチェンジを考えている方のご参考になれば幸いです。
1.これまでのキャリアと人事業務に興味を持ったきっかけ
私は2016年に大学の文系学部を卒業後、国内のメーカー系SIerに営業職として入社しました。SaaSサービス、ハードウェア、SI開発など頼まれればなんでも売る雑食系の営業スタイルで6年間活動しました。営業職志望で前職に入社した私ですが、もともと新卒で就職活動をしていたときから採用業務に興味を抱いていました。自社のことを誰よりも理解し、良いところも悪いところも伝えながら自分たちの仲間を増やしていく仕事に憧れを持ったのがその理由です。しかしながら、ただでさえ募集が少ない採用担当志望に限定して就職活動をすると門戸が狭まってしまうこと、加えて現場を理解してから採用担当にチャレンジした方が仕事に厚みが出るのではないかと考え、新卒の時点では営業職に絞って就職活動を行いました。
営業職としてキャリアを積んで数年。やりがいを感じ、少しずつ結果も伴ってきた頃、組織に対して、自然とこんな思いを抱いている自分に気が付きました。
「この案件にはこんな経験やノウハウがある人がいたら、もっといい方向に進むのに。」
「この人は入社以来ずっと公共向けビジネスを担当しているけれど、民間企業向けビジネスのほうがこの人の強みを活かすことができるかもしれない。」
「(もっと成長したいから、と辞めてしまった人に対し)どんな環境、組織であれば、この人が活躍、成長できただろうか。」
「やっぱり人事業務に携わりたい!」という想いが沸き上がり、より本格的に、組織と人材の課題に向きあっていきたいと考えるようになりました。そんな中、ちょうど前職の制度としてキャリア採用担当に期間限定でチャレンジできるものがあり、思い切って飛び込んでみることにしました。
キャリア採用担当としての半年間は非常に充実していました。自社に興味を持ち、選考に進んでくれた人の人生やキャリア形成の考え方を聞き出しながら、その人の想いに寄り添い、向き合える面白さ。さらに、自分が採用に携わった方の活躍を耳にした時の喜び。自社の仲間を増やしていくことに大きく貢献できている実感があり、キャリア採用担当としての仕事に、これまでにないやりがいを感じました。戦略を立てて目標数字を追う意味では営業担当もキャリア採用担当も共通していますが、採用担当は、数字を達成したその先、つまり採用した人が活躍できるかどうかが本丸であるのだとも気づかされました。人材不足はどの企業にとっても課題です。
一方で、ただ人材を確保するだけでなく、仲間になってくれた人が長く、安心して実力を発揮し続けられる組織を作っていかなければ、真の課題解決にはつながらないという考えも芽生えました。キャリア採用=組織づくりの入口の部分だけでなく、組織づくり全般にかかわっていきたいという思いから、人事としてのキャリアを真剣に考えることになりました。しかしながら、前職の制度上、採用担当は半年間という期間限定であり、営業職に戻ることが決定していました。20代最後の1年だったことも後押しして、キャリアチェンジでの転職を決意しました。自分自身が新しい環境、新しい立場でどこまでチャレンジできるかを試してみたいという思いもありました。
2.なぜフューチャーなのか
転職活動を通して、複数の企業の選考を受けました。その中で、私がフューチャーを選んだ理由は大きく2つあります。1つ目の理由は、採用担当としての専門性を磨きながら、キャリアを自らの手で切り拓いていけると感じた点です。私はただ採用担当として働くだけではなく、組織づくり全体にもかかわりたく、ジョブローテーションでなんとなく人事回りを経験していくことに抵抗がありました。会社に強制されることなく、自分の興味を軸にやりたいことにチャレンジできる会社で働きたいと思っていました。最初は「知っている企業だから」という理由でエントリーしましたが、面接で話を聞き、自身でも調べていくうちに「自分のキャリアは自分で切り拓く」「キャリア採用担当という役割がありつつもそれぞれが興味があることに手を出してチャレンジしている」という話を聞き、「私が望むキャリアデザインが、フューチャーなら実現できる」と感じ、入社を決めました。
2つ目の理由として、ライフイベントを見据え、柔軟なワークスタイルが叶えられる点です。育児休業を経て職場復帰する際に、時短ではなくフルタイムを選択している女性社員が多いことも後押しになりました。これはセルフコントロール制(裁量労働制)という自由な働き方を採用しており、家族の都合を鑑み、柔軟に自分で業務スケジュールを考えられるからこそ、時短ではなくフルタイムで復帰できる方が多いのだと理解しています。私自身、これからライフイベントが控えている年齢でもあります。私の周囲の友人にも、ライフイベントを理由にチャレンジすることに悩んだり、諦めてしまう女性がもたくさんいます。私自身も29歳というこのタイミングで転職するのが正解なのかどうか、本当に悩みました。しかしながら、フューチャーには育児や介護などのライフイベントに向き合いながらもチャレンジを諦めずに活躍している社員がたくさんいます。ライフイベントは、特に女性のキャリア形成には切っても切り離せない観点です。ライフイベントがキャリア形成の足かせにならないこともフューチャーの魅力です。
3.私のキャリアのこれから
以上の経緯で、2022年10月より、私はフューチャーで念願のキャリア採用担当としてのキャリアをスタートさせました。熾烈な競争を極めるIT業界での採用は難易度が高く、苦労することもあります。それでも日々チームメンバーとディスカッションをする中で「状況をよりよくしていくためにはできる工夫がたくさんある」と気づかされ、刺激的な毎日です。フューチャーの良さを理解してもらうには、どんなアピールの仕方があるのか。フューチャーを選んでもらうために、候補者に何を伝えたらいいのか。「これまでのやり方を踏襲する」のではなく、課題の本質をとらえてどんなことでも「まずは工夫してみる」。これがフューチャーのやり方だと実感しています。やりたかった仕事にたどり着くまで少々遠回りをしてしまったと思うこともありました。しかし、実際の業務を通して今まで積んだキャリアは無駄にはなっていないのだと実感しています。営業として「良いところも悪いところも伝えて自社を選んでもらうために試行錯誤してきた」経験は、採用業務でも間違いなく活きています。私のミッションは、フューチャーで活躍する仲間を確実に増やしていくこと。それ以外にも、興味のある分野(女性活躍、組織開発、教育...たくさんあります!)に首を突っ込みながら、「社員が安心して実力を発揮できる組織づくり」を達成していきたいと思っています。
4.まとめ
フューチャーでは会社都合の人事異動やアサイン、ジョブローテーションといった考え方はありません。自らが進みたい方向、チャレンジしたい分野に手を挙げれば実践できる土壌があります。この考え方は、HRだけでなく、コンサルタントも同様です。一つの技術や業界を極めたい人、あるいは様々な業界にかかわっていきたい人が社内にそれぞれいて、自分のキャリアを切り拓いています。明確なキャリアビジョンを持ち、「自分の進む道は自分で決めたい!」という人にはフューチャーがマッチしていると思います。一方で、「今やりたいことははっきり見えているけれど、中長期的にどんなキャリアを進むか迷っている」という方にもぜひ、フューチャーの選考にチャレンジしていただきたいです。フューチャーには決められたキャリアパスはありません。100人いれば、100通りのキャリアパスがあります。今できることに全力で取り組む中で、ふと立ち止まってご自身のキャリアを見直したとき、魅力的な選択肢がきっと目の前に広がっているはずです。