業務だけでは物足りない。あり余ったエネルギーを活かせる職場に自ら変える!
こんにちは。フューチャー株式会社TIG/EXU(Energy Transformation)ユニットの久保 樹礼(くぼ たつあき)です。最近のマイブームはメタバース関連銘柄(仮想通貨)を調査・投資することで、ついこの前は火星を拠点としたリアルなメタバース空間を実現しようとしている EVERDOME(エバードーム)プロジェクトに投資したので、数年後の盛り上がりに期待しています。
私は2017年にフューチャーに新卒入社し、新聞業界・アパレル業界・防災・エネルギー業界とさまざまなプロジェクトを経験し、昨年は業務の傍ら従業員代表を務めました。
今回は、従業員代表として実行したこと、またそれを通じて体感した当社の社風をご紹介します。
フューチャーは職場環境が整っているのだろうか?
フューチャーの社風を詳しく知りたい!
と当社に興味をお持ちの方に、私たちの活動を通して、少しでも当社の社風を知っていただけると嬉しいです。
従業員代表になった理由
私が従業員代表になったのは、ある日懇意にしている役員から「エネルギーがあり余ってそうだから従業員代表をやってみない?」と声をかけられたのがきっかけです。
当時、私が在籍していたプロジェクトは比較的落ち着いた状態だったので、過去に所属していた多忙なプロジェクト時代に活き活きと仕事をしていた私のキャラクターを知っていた役員からすると、最近久保は物足りないのではないか?と心配されたのかもしれません。
最初に従業員代表のことを聞いた時は、そもそもどんな役割なのかを理解していませんでしたが、1,000人規模の代表になる経験はなかなかないと思い手を挙げ、その後社内の信任投票を経て2021年度従業員代表に就任しました。
従業員代表の役回り
一般的に従業員代表とは、労使協定(36協定など)の締結を全従業員の代理で行います。労働組合がある会社は従業員代表は不要ですが、労働組合がない会社は従業員の代表を立てて、こういった契約周りを代表して行います。
フューチャーの従業員代表の活動には、一般的な従業員代表の活動とは大きく異なる点があります。それは、労使協定などの締結のほかに、社員がより働きやすい環境作りのために活動をすることです。これらは義務ではないのですが、数世代前の従業員代表が積極的に施策やイベントに取り組んだ結果、働きやすい環境づくりを目指して自発的に活動する精神が受け継がれています。実際、従業員代表として活動すると、社内のさまざまな組織に対して声を通しやすいので、何か実現したいことがある方にはおすすめしたいポジションです。
従業員代表を通して行った施策
私たちの代は計4人で代表活動を行いました。4人で任期中に何をしたいかを検討した結果、2021年度は2チームに分かれ2つの施策を行いました。
私は「2. 社員の繋がりを活発化させる社内団体・活動を紹介するイベント」を提案し、活動名をFuture Information Hubと名付けて推進しました。
Future Information Hubとは、社内の部活動やコミュニティ・サークルなどの団体活動を、セミナー形式で全社員に紹介するイベントです。当社の公式部活動は社内情報サイトで紹介されたり、新入社員に紹介する機会が設けられたりしています。しかし、社員の有志で開催されている勉強会や、サークルを知る機会はあまりありませんでした。
私が「エネルギーがあり余ってそうだったから」従業員代表に選出いただいたのと同様に、業務以外の活動に興味がある社員はたくさんいるだろうと思いました。業務や人間関係に悩む社員へのサポートは手厚い一方で、エネルギー過多の社員への訴求は少ないと思っていたので、従業員代表の活動という名目で、社内のさまざまなコミュニティに声をかけ、紹介するセミナーを開催しました。
実施したイベントとその成果
Future Information Hubでは、各コミュニティの代表者に、コミュニティの紹介と参加方法をオンラインセミナー形式で発表いただき、社員が参加しやすくなるような取り組みをしました。
開催イベントの一例
Future Tech Blogは社外にも公開しており、若手が書いた記事から新規顧客創出に繋がった事例があるなどフューチャーを代表する社員活動の一つです。一方で、入社6年目の私でも知らなかった活動もたくさんあり、このような情報共有活動は改めて大事だなと再認識しました。
Future Information Hubを複数回開催してきた結果、「こんな活動あったなんて知らなかった」「開催したおかげで入部希望者が増えました」などの声を多くいただきました。
社内の動画共有サービス(Minerva)にもセミナーの様子はアップされており、今年の新入社員も多く見てくれているようです。先日、新入社員歓迎会に参加した際に、新入社員の多くも見ていると聞いて嬉しかったです。
従業員代表を務めて感じた新たな視点と出会い
任期中はイベント開催のほかに、衛生委員会(HRや衛生委員会、産業医などと勤務状況の統計を共有し、対策を講じる会)に参加し、従業員代表としての意見を反映できるよう動きました。
ITコンサルタントという業務特性上、顧客の業界や組織構成などの理解に努める一方、社内の動向には疎いこともしばしばあります。従業員代表を務めたことで、フューチャーの社内がどんな状況か知り、どうあるべきかを経営視点で考える機会が増えました。
またイベント開催や衛生委員会の活動を通して、私自身が社内動向や組織について理解を深めたり、普段関わらないメンバーとコミュニケーションする機会が得られたことなど、とても有意義な経験となりました。
ただ、良い経験が積めた一方で、通常のプロジェクト業務と並行しての活動となるため、イベント開催の前後や業務の過渡期は多忙になることも時折ありました。従業員の働きやすい環境を追い求め環境改善に動く我々が、稼動が高くなってしまっては本末転倒ではあるのでその点は反省です。
働きたい環境を自ら作る社員や組織の発見
冒頭に述べたように、私は「エネルギーがあり余っている人」が活躍できる職場作りとそういう環境があると知ってもらうことを目指して従業員代表を務めてきました。
しかし今回Future Information Hubを通して、今まで関わることがなかった組織や人と接点をもつことで、フューチャーには様々な活動とその活動を推進する素晴らしい社員がたくさんいることを知りました。
改めて認識したのは、フューチャーはやる気さえあればコミュニティを自由に立ち上げ、人を集め、熱中することができること。また公式部活動であれば会社から支援も受けられ、運営しやすい環境も整っていること。従業員代表活動を通して、フューチャーはやりたいことができる、熱中できる場がたくさんあることを実感しました。そしてそういった場は特定の部署ではなく、社員一人一人が自ら作り出しているのです。
私は昨年で従業員代表という役割は完了しましたが、役割に関係なく今後は熱中できる場を作り出す一人となってフューチャーを盛り上げていきます。
追記:従業員代表を終えての近況
私は4月からエネルギー販売会社様の業務を支援するプロジェクトに参画し、エネルギーの小売とその周辺業務の改善支援に携わっています。パートナー企業とエネルギー業界の抱える課題に日々向き合う中で、世界の取り巻くエネルギー事情やまたその可能性から、エネルギー業界への興味と関心が高まっています。
今後は、よりエネルギー業界にコミットしていきたいと考えるようになり、同じ夢を描く同僚と共に、EXU(Energy Transformation Unit)を立ち上げました。
私が所属するTIG(Technology Innovation Group)ではユニット制があり、その中でEXUは、世界の経済活動や安全保障戦略の礎となるエネルギー業界の在り方を、我々そしてクライアントやパートナーと共にテクノロジーを軸に根幹から変革していく組織です。
まだ発足したばかりですが、フューチャー内外でエネルギー業界のファンを作り、一緒にエネルギー業界を牽引できるチーム作りを目指しています。
歩みを止めず走り続けます!!!