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INTERVIEW|もっと、わたしの知らない世界へ【インタビューアーカイブ】

吉川 千尋(YOSHIKAWA Chihiro)
横浜国立大学大学院 工学府 システム統合工学専攻
2012年新卒入社

好奇心が、わたしの未来を変えた

将来は航空機や自動車などの乗り物をつくってみたい。そう考えて海洋宇宙システム工学コースへ進学した吉川だったが、就職活動中にその考えは大きく変わることになる。

「たとえば抵抗のないロケットの翼の角度を解析するなど、研究自体は面白かったのですが、就職したら一生ひとつの部品と向き合っていくことだってあり得る世界。それはわたしには向かないと感じました。わたしは自分の知らない世界をひろげていくのが好きです。世の中はこんなに広く、面白いものがたくさんあるので、いろいろな業界を見て新たな発見をしたいし、たくさんの人と関わりながら成長したい。そんな想いから、さまざまな業界を見ることのできるITコンサルの世界に惹かれていきました」

なかでもフューチャーは、選考過程で出会ったすべての社員が目を輝かせながら自分の仕事を自分の言葉で語っていた。

「誰もが子どもみたいにキラキラした目で仕事の話をしていて。しかも、とても説得力がありました。それはその人自身が経験したことからにじみ出る言葉だからだと感じました。わたしもこんな風に自分の仕事を語れるようになりたい、お客様に貢献できる人材に成長したい、そう思い、フューチャーに決めました」

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お客様のとなりにいるから、見えるものがある

吉川が担当している顧客は大手コンビニエンスストアチェーン。顧客のECサイト及び業務提携した大手ECサイト間で、商品情報と物流を連携させるシステムを担当している。フューチャーが綿密に作り上げたシステムは、消費者が欲しい商品をクリックすると商品の状況が瞬時に可視化するための仕組みである。在庫の有無や配送日はもちろん、商品がなければ仕入れ予定を加味した在庫状況が把握でき、ビジネスチャンスを逃さないシステムを実現した。ここでの活躍が評価された吉川は、現在、プロジェクトリーダーとして10人弱のメンバーを率いて、運用保守に加え新規の案件を提案するなど活躍の場を広げている。

いま吉川は頻繁に顧客のオフィスに出向き、業務の現場にも出入りする。
「お客様自身が認識していない課題も多く、そういう話はかしこまったミーティングではなかなか出てきません。メールや電話だけではなく、現場を見たり、直接話すことで得がたい情報が手に入るからです」

たとえば、何気ない会話からEC分析やマーケティングの担当者がサイトの運用や事務に追われていることを知る。では本来の業務ができるようにするにはどうしたらいいか。ある時、吉川は受注から配送までが煩雑な手作業になっている商品について相談を受けた。話を聞いた際に、ある部分を改善すればいいのではないかと思い至り、一連の作業工程を関係者に聞き込んで独自にマニュアルを作成。この作業をシステム化するとどれだけ楽になるかを提案、実現して課題を解決した。

「聞いた話を鵜呑みにせず、深く質問を重ねたり、ほかの部署にも話を聞きに行ったりし、本当に必要なことや課題を探るようにしています。言われたことをそのままやるのではなく、『お客様のためにできること』を主体的に探し実現できるよう意識しています」

フューチャーの仕事は、ただシステムを構築し売るだけのものではない。お客様の経営戦略と業務を理解した上で、本質的な課題を探ってITで解決し、事業の成功を約束すること。

「楽な仕事ではありませんが、お客様から『ありがとう』と言われると苦労も吹き飛んでしまうんです」

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プロフェッショナルとして さらなる成長を


顧客からの信頼は、吉川にさらなるパワーを与えている。
「お客様は本当にいい人ばかりなので、この人たちのためにしっかり役に立ちたい、自分の価値を提供したい、そのためにはもっと成長しなければ、と日々感じています」

プロジェクトリーダーを務めるようになった彼女が如実に感じたのは、マネジメントの重要性だという。以前、メンバーに対する曖昧な指示からトラブルが発生してしまった。

「加入して日が浅いメンバーが、わからないことが多いまま仕事を進めていたことが原因でした。お客様のほうばかり向いていて、チームマネジメントの意識が薄かったことを強く反省しました。そこからリーダーとしてどうあるべきかを常に考えるように。チームが上手く機能してこそ、お客様に提供する価値もより向上できます。高度な技術と知見を持った『個』が有機的に連携し合う……。フューチャーの強みを体現していけるリーダーになりたいと思っています」

幾多のチャレンジを経て成長した今、吉川はチームの中の「個」から、リーダーとして「個」を生かす立場となった。それは、次の成長に向けた新たなステージのはじまりでもある。

「お客様の中でも、よりトップマネジメントに近い層と仕事ができるようになっていきたいと思います。いろいろな業界も見てみたい。自分の視野を広げて経験を積み重ね、より多くのお客様に価値を提供したいですね。フューチャーはひとりひとりがこだわりを持っていて、個性を発揮している人ばかり。この刺激的な環境で、プロフェッショナルとして一生活躍し続けていける力を身につけたいと思っています」

そう語る吉川の目はキラキラしている。

学生へのメッセージ

研究室でロケットの構造を解析しながら、バイトでお金を貯めて、世界各国へ旅に出る……。わたし自身、いろいろなことに熱中した学生生活を送っていましたが、大学生のうちほど、自分の好きなことに打ち込めるタイミングはありません。どんなことでも構いません。いろいろな経験をして、自分の肥やしにしてください。何ごとにも興味を持ち、貪欲に吸収しようという気持ちがあれば、どんな業界でも通用すると思いますよ。

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本記事は2016年に実施した採用HPインタビューのアーカイブ記事です。


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