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若手社員の希望になるリーダーを目指して~20代の今を振り返る~

初めまして、村上一彦(むらかみかずひこ)です。私は経営学部を卒業した後、IT未経験で独立系SIerに就職。2020年にフューチャーにキャリア入社しています。本記事では、新卒でIT業界を選んだ理由、前職の経験、フューチャーへの転職理由をお伝えします。そして、入社後に感じたこと、現在の仕事内容についても触れていきます。ITコンサルタントのキャリアを歩もうとしている方、今後のキャリアに迷っている方にぜひ読んでいただきたいです。


1.フューチャー入社前までのキャリア

大学では経営学部で会計を専攻し、簿記1級まで取得していました。今でこそITコンサルタントとして活動していますが、当時はITにほとんど興味がなく、ITの経験といえば、WordやPowerPointのみ。MyPCも持っていないほどでした。

就職活動の時期となり、自分の軸を考えた際に大事な点が4つありました。①チームで仕事ができる ②一生やっても学ぶことが尽きない ③手に職を付ける ④社会貢献ができる ということです。この4点を踏まえて考えたときに「IT業界」に惹かれ、1社目の独立系SIerに入社しました。

入社後は、大規模システムに携わりたいと考え金融部署を志望し、二次請けSESとしてJava系の開発やテスト業務に従事しました。もともとITに興味がなかった私にとっては、どの業務も難度が高く、周囲とのITスキルの差に非常に苦労しました。そんな中、当時のメンターから「『できる限り』と思って挑戦するのと、『何かで一番を目指そう』と思って臨むのでは、結果はおのずと変わってくる」といわれたことがきっかけで「今いる場所で一番になる」と目標を決め、仕事が終わった後に22:00まで職場で勉強する日々を過ごしました。

努力の成果もあって、半年ほどで簡単な開発であれば1~2名をリードできるようになり、3年目には二次請けリーダー(メンバー6名)として、マネジメントや顧客折衝を経験しました。当時のチームは、私以外に社員がおらずプレッシャーも大きい環境でしたが、1年間プロジェクトリーダーとして従事し、無事リリースまで完遂することができました。

2.転職活動のきっかけ

このようなキャリアを積んできた私ですが、いくつか悩みがありました。

  • マネジメントの割合が大きくなって、技術的な成長が遅れている。

  • 二次請けでは携われる工程が限定的で、要件定義以上の上流の経験が難しい。

  • 常駐先のチームに自社社員がいなかったことから、会社への帰属意識が薄く、社内の人間関係も作りづらい。

  • 昇格には勤続年数の決まりがあり、昇給もほぼ横並びであるためどれだけ成果を残しても待遇が変わらない。

特に20代前半からマネジメントに経験が偏ってしまうことに、IT技術者として不安を感じました。私はマネジメントも好きですが、技術を身に付けながら、マネジメントや上流の経験がしたいという思いが強くあり、その気持ちが転職の大きなきっかけになりました。

3.転職活動~フューチャー入社の理由~

私の転職タイミングはコロナ1年目の2020年でした。当時中途採用活動を停止している企業も多く、転職エージェントから紹介された求人に応募しても、「今は採用を停止している」と告げられることが非常に多かったです。その中でも「地力のある企業は採用活動を続けているはず。むしろ業績の安定している企業や逆境に強い企業が見つけやすいのではないか」とプラスに考え、以下の軸で転職活動をしました。

  • 技術力を向上させながら、コンサルとリーダーの経験ができる

  • 尊敬できる人格、実力を持った人と働く

  • 年功序列ではない、実力主義の評価制度

さまざまな企業の選考を受けましたが、フューチャーの面接で出会った人は明るい人が多く、とても印象的でした。また、スキルや向上心の高さを感じたことから、ここに身を置けば自身の技術力を間違いなく高めていけると思い、入社を決めました。

4.入社後のプロジェクトとギャップ

入社後は①保険系顧客向けの開発プロジェクトと②公共系顧客向けミドルウェア構築プロジェクトに関わりました。

最初のアサインで希望したのは前職では遠ざかっていた開発スキル経験を高めるプロジェクトでした。慣れない環境での仕事に圧倒され、最初の3ヶ月が特に大変さを感じた時期だったのですが、持ち前の明るさを発揮して前向きに頑張って進めることを意識しました。結果としてプロジェクト内で行っている表彰制度「MVC(Most Valueable Consultant)」に選出いただきました。少しでも多くの人に光を当てようとするカルチャーと感じました。

フューチャーでの経験を積むにつれて、プロジェクトリーダーを目指すためにはアプリケーションだけでなく、ミドルウェアの知識も身につける必要があると感じるようになり、自ら希望して2つ目のプロジェクトに参画しました。配属から1年経った頃からプロジェクトリーダーとしても関わり、チーム作りと顧客折衝を注力し、プロジェクトを完遂しました。

SIerからITコンサル企業に移り活動する中で、良くも悪くもギャップに感じた点は以下になります。

業務レベルの高さ
仕事の難度や求められるスピード感は、転職前の想像を超えていました。前職と比べて2倍以上のバリューを出すことが必要だと感じました。転職から3年が経過し、仕事の取り組み方の変化、スキルアップにより、今では求められる成果が出せていると感じています。

働きやすい人間関係
面接時に素敵な人たちだと感じた通り、実際に転職してから今まで人間関係の悩みはゼロでした。またチームには、技術本を書いている方や、各分野のプロフェッショナルがいて、技術面でも優秀な人と仕事ができています。

仕事を自分で選べる
プロジェクト参画中から次のプロジェクトについて上長に相談しています。希望に沿った長期的なキャリアアップが計画できるので満足しています。一般的には、周囲に次のキャリアの話をすると、「今の仕事を辞めたいのか」「不満なのか」とネガティブな印象を持たれることがあるかもしれません。しかし、フューチャーは非常にオープンマインドで、「他にどんな案件がありますか?」と上長に聞くと「こんなのもあるよ!」と部署の内外を問わず教えてもらえる環境です。

昇格、昇給がスピーディー
私は入社1年後に一つ上のシニアコンサルタントにランクアップしました。勤続期間は関係なく、成果を見て評価されていると感じます。また評価は成果物だけでなく、チーム貢献や全社貢献など、多角的に評価してもらえます。

入社当初は前職との違いから苦戦することが多くありましたが、周りのメンバーからサポートや刺激をもらい、現在はやりがいをもってコンサルタント業務に従事しています。

5.これから

現在、プロジェクトリーダーとして「現場がこんな環境だったら楽しいな」とこれまで想像していたチームを、自分の手で創っていけることに楽しさを感じています。そして、メンバーや先輩など周囲の人に沢山聞きながら、どういうリーダーでいて欲しいか、自分がどういうリーダーでいたいか、輪郭を作り自身の行動を見直しています。

昨今、「管理職になりたくない若者」がニュースになり、管理職を敬遠する人が増えていると感じています。フューチャーは、仕事のモチベーションが高い人が多いため、その影響は少ないかもしれないですが、私は、若手社員が「こんなリーダーならなってみたい」と強く思える、モデルケースになっていきたいです。その一環として、以下のようなことに取り組んでいます。

個人ルール
リーダーの権限は、メンバーのために最大限に使っていくこと。
・自分自身が明るさを忘れない、笑顔を欠かさないこと。
・学び続けることで、謙虚さと素直さを失わないこと。

チーム方針
・チームの仕事を一覧化して、自分で仕事を選んでいく。新しい作業を選んだ人には、経験者が手厚くサポートする。
・ 休暇取得はもちろん、裁量労働なので途中抜けは報告・相談すれば自由。働けるタイミングで最大限の貢献をする。

メンバーのモチベーションの高さと成長スピードに支えられ、よりよい仕事ができていると実感しています。これからも「こんなリーダーならなってみたい」と若手社員が希望を持てるリーダーを目指して、頑張っていきます。

お客様、パートナー合同でBBQ懇親会を開催したときの様子

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