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「証券業界からIT未経験での転職!」異色の経歴である私がITコンサルを選んだ理由と飛び込んで分かったこと

はじめまして。村上明子です。私は2022年12月にキャリア入社しましたが、フューチャーの他コンサルタントと比べてやや特殊なキャリアを築いてきたのではないかと思います。そんな私がどのような思いでフューチャーに入社したのか、またこれからのキャリアプランをどのように描いているのかをご紹介します。


証券業界でのキャリアからITコンサルタントへの道を目指すまで

「IT未経験で入社」という異色のキャリア

様々なバックグラウンドを持つ人が存在するフューチャーにおいても、私は特に「異色のキャリア」を歩んできました。

大学卒業後、2007年に日系の総合証券会社に入社しました。証券会社に入社した理由としては、大学で経済学部に所属していたこともあり、机上で学んだ理論を実際にこの目で確かめてみたいという思いがあったからです。

入社後はデリバティブのバックオペレーション業務を3年間、公益・事業法人顧客を対象とした債券・金利・為替デリバティブのマーケター業務を7年間、法人開拓業務を5年半ほど行いました。その間にはマーケットが大きく変動する場面を多々経験しました。2008年のリーマンショックや、2011年には1ドル=80円割れとなったことによる為替介入の実施、2013年の日銀の大規模金融緩和政策の導入、2016年の英国EU離脱決定などです。一時も気を抜けないなか、手に汗握りながら数枚のモニターを眺め、ディーリングフロアを駆け回って数億円~数十億円の取引を執行した緊張感と達成感は今でも忘れることなく鮮明に記憶に残っています。

また、証券会社には個人と法人のお客様がおり、私は法人のお客様と関わりたいという思いから、その軸をベースにキャリアを重ねてきました。特に法人開拓業務においては、金融商品の提案だけでは他社との差別化にはならず、運用に興味のないお客様の場合は話を聞いてもらうこともできません。そのため、法人の財務諸表を分析してまずはお客様のことを知る、その上でマーケットとお客様の業種動向を踏まえ、どのような財務戦略が望ましいのか自分で提案の道筋を立てて説明する。その結果、今まで話すら聞いてもらえなかったお客様から受注を得られるという喜びを多数経験することができました。

そして前職在職中には2度の産休・育休を取得しました。今までの軸に加えて、「キャリアと子育て、どちらもあきらめたくない」という新たな軸ができ、時間に限りがある中でどうバリューを発揮できるのか悩みました。また子供の発熱によって早退し周りに頭を下げるといった「ワーママあるある」も一通り経験したかと思います。

順調だったはずのキャリアが・・

さて、証券会社にて着実にキャリアを重ねていたものの、「このままで良いのか」という思いが芽生えたのは2022年頃でした。私が行っていた法人開拓業務は、個人のお客様と比べて商談に時間を要し、すぐに結果を求める会社の方針と一致していないと感じるようになりました。また、コロナ禍でリモートワークが一時普及したものの、徐々に出社が当たり前の環境に戻り、子育てとキャリアの両立が難しいと感じたことも自身のキャリアを見つめ直すきっかけとなりました。

さらに、証券会社を取り巻く環境も刻一刻と変化し、ビジネスモデルは変革期にあります。従来は、対面での金融商品販売が主流でしたが、今ではスマートフォンがあれば簡単に投資ができてしまう。そして、技術は日々進化し、様々な付加価値の高いサービスが提供されています。私は対面スタイルで営業を行っていたため、そのようなITスキルをどう身に付けたらよいか葛藤があったのです。

フューチャーとの出会い

ITの必要性を感じ、実際に転職活動をはじめたなかで、フューチャーとの出会いは衝撃的でした。「破壊×創造=未来」、「ないものはつくる」、といったHPから打ち出される数々のフレーズは、キャリアの方向性を見失いつつあった自分にとって、一筋の光でした。フューチャーは、戦略とITコンサルの両軸でお客様の課題に向き合います。前述したとおり、ITスキルを身に付ける必要性を実感していたことと、証券業界自体、手数料競争の激化や他業種の参入など、「今までのやり方では通用しない」状況であるため、今後どのような経営戦略を練っていくべきかも重要であると思っていました。

フューチャーのPhilosophy

きっとフューチャーであれば「自分が知りたいことが学べる上に証券業界において今必要なスキルを身に付けることができる。この世界に飛び込みたい」という一心からIT未経験ながらも履歴書を提出しました。基本的にフューチャーは一気通貫でのITコンサルティングを謳っていることからも、コーディング経験者が多いことが特徴です。そんな中でも、私自身の業界知見やITを活用した業界の変革への想いを評価いただき、IT未経験ながら2022年12月からフューチャーでのキャリアをスタートさせることができました。

入社後、初めてのプロジェクト参画

入社後は、ネット証券のお客様のプロジェクトにて、要件定義の段階からPMOとして参画しました。お客様が求める要件については早い段階でキャッチアップできたものの、いかんせんITキャリアを積まずして参画しているため、「何が分かっていないかも分かっていない」状況。IT関連の話になると頭がフリーズしてしまい、未経験ながら飛び込んだことの難しさに直面しました。

幸い、周囲のメンバーが私のキャリアを理解し分からないことがすぐに聞ける環境であったこと、また勉強会や質問会を定期的に開催してもらい、自分にできることが徐々に広がっていきました。そして、アサインされたプロジェクトが2023年の6月でローンチとなり、一連の開発工程も経験することができました。

お客様とそのシステムを利用するエンドユーザーの視点、また前職で培った度胸や会話力は自分の強みであることを再確認することができました。さらに、IT知見については何を習得するべきかが見えるようになり、空いた時間ではオンラインコースや書物を読み漁り、一日でも早く追いつけるようキャッチアップを図っています。

また、働き方も大きく変わりました。出社かリモートか、おそらくどの会社でも議論に挙がることかと思いますが、フューチャーの場合は一律でルールがある訳でなく、個々が自身の状況に合った最適な働き方を選択しています。そのため、「子供が熱を出したから今日出社できません・・・」と窮屈な思いをすることも減り、小学生の娘の帰宅時間にも家にいる機会がぐっと増えました。

フューチャーの世界に飛び込んで分かったこと、今後のキャリア

フューチャーのHPの「破壊×創造=未来」、「ないものはつくる」という言葉に感銘を受け、ITコンサルの世界に飛び込みましたが、今、この選択に間違いはなかったと胸を張って言えます。一方、今までたくさんのことを経験した証券業界への思い入れは強く、この業界をより良くしていきたいという気持ちは変わっていません。フューチャーのITコンサルタントという立場から、1社でも多くのお客様に関わりたい、また証券業界に留まらず金融業界全体を支えられる人材になりたい。そのために1歩ずつ知見と経験を積み重ねていく。証券会社で培ったキャリアを一度手放し、新たな道を目指したからこそ次の目標が得られました。一緒に伴走して下さる同僚の方々との出会いに感謝しかありません。

5年後、10年後に見えている景色が、フューチャーというキャリアを選択したことでより鮮やかなものになっているであろうと確信しています。自分はIT未経験だから通用するはずがない、と思ってためらわれている方のために、この未来報の記事が後押しになればと思い執筆しました。

成し遂げたい思いがあれば、それを実現できる環境がフューチャーにはあります。ぜひ、一緒に思いを叶えていきましょう!

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